先日、機嫌良く29er(ビアンキ・JAB29.4)に乗って走っていると、突然「パーーンッ!」という破裂音が鳴り響きました。直後に前輪がズルズルと言い始めたので降りて確認すると、チューブが大きく裂けてしまっていました。前日にはロードバイクのハンドルが折れてしまうというアクシデントがあったばかりで、何ともツイていません。
しかし、予備のチューブも空気入れもあります。早速、交換に着手したものの、空気入れが上手く使えず、空気を入れることができませんでした。仕方なく、30分ほど愛機を押してサイクルベースあさひに駆け込むと、交換したばかりのチューブは破れてしまっていました。もう8年も経つので劣化していたのでしょう。
ともあれ、その場はあさひでチューブを交換してもらって無事に帰宅できました。でも、タイヤも随分と擦り減っているし、後輪のチューブもいつパンクするか分かりません。この際、すべて交換することにしました。
シュワルベ「スマートサム」に決定
ビアンキ・JAB29.4がもともと履いていたタイヤはGEAX(ジアックス)の「SAGUARO 29×2.0」。どうもジアックスのブランドは終わったようで、代わりに同じメーカーであるvittoria(ヴィットリア)の「Mezcal III XC 29×2.1」も良いかなー思ったものの、最近ちょっと
SCHWALBE(シュワルベ)のチューブが気に入っていたこともあって「SMART SAM(スマートサム)29×2.10」にしました。
オンロード向きのブロックパターン
SAGUAROも新品のときはこんなにツルツルではなかったですが、基本的にはいずれもセンターブロックが連続していてオンロードでの転がり抵抗が少ないタイヤです。
ちなみに、SAGUAROはカタログスペックで690g。スマートサムは同じく730gで5.8%ほど重いものの、830gのMezcal IIIよりは軽いです。
チューブもシュワルベ#19Aで
あさひで交換してもらった前輪のチューブはシュワルベの「#19」。後輪も同じものでも良かったのですが、約36%軽量な「#19A」にしました。結論を先に言ってしまうと、違いはサッパリ分かりません(苦笑)
バルブとバルブキャップの色が違う
ただ、バルブとバルブキャップの色が違います。#19はバルブがスチール剥き出し、バルブキャップはクリア色で、#19Aはバルブが黒く塗られており、バルブキャップもクリアブラック色です。
バルブキャップはトーケンTK3292で
もともとバルブキャップはRuler(ルーラー)の「LY-NC-FRRD」を付けていたのですが、あさひで破れたチューブと一緒に処分されてしまったようなので、TOKEN(トーケン)の「TK3292」を付けることにしました。なので、シュワルベのバルブキャップの色の違いは愛機には関係ありません。
小刻みに弾む感じ!そしてマイルド
スマートサムが届いたときの印象は正直、ちょっと安っぽいブロックパターンだなと思いました。
走ってみると、うーん…マイルド。ジアックスを履いていたときはオンロードを爆走すると「ブーン!!」とタイヤが唸ったものですが、スマートサムは「フーン…」くらいしか言わない。
ジアックスと違ってゴツゴツした感じがなく、軟らかくて小刻みに弾みながら走っているような感じがします。最初は慣れなくてジアックスが恋しく感じたものですが、慣れるとこれが意外と小気味良いのです。シュワルベらしい、と言えば分かる人には分かるでしょうか。
スマートサムとはよく名付けたもので、確かにスマートガイルとかスマートマックスとかって感じじゃないんですね。上手く説明できないですけど、まさしくスマートなサムって感じです。
いま思えば、ジアックスは結構硬かった。転がり抵抗もありました。それに比べるとスマートサムは軟らかくて勢い良く曲がるときも地面に吸い付く感じで、転がり抵抗が少ないと言うよりも常に小刻みに弾みながら走ってる感じがします。
それでいて、ジャリジャリしたアスファルトの上も普通の砂利道もまったく問題ないです。少なくとも私にはピッタリなタイヤを手に入れることができたと非常に満足しています。
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