【アンカーRL6D】フレーム内蔵のブレーキアウターケーブルを交換

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ブリヂストン「アンカーRL6D」Tiagra 2022

ブリヂストン「アンカーRL6D Tiagra 2022」に乗り始めてまだ1年半も経たないのですが、左のブレーキの利きが悪くなってきました。走り始めてすぐにブレーキを掛けようとするとレバーが固くて動かなかったり、下り坂でブレーキが十分に利かなかったり、怖くてスピードが出せません。

もちろんワイヤーの調整はしました。まだ2千kmくらいしか走っていないので、交換する必要性は感じません。しかし先日、右のブレーキまで利かなくなり、危うく橋の欄干に激突しそうになりました。

もはやブレーキインナーケーブルを交換するほかないと観念し、作業に取り掛かりました。

※この記事は2024年8月10日時点の情報に基づいています

 

ケーブルライナーを手配

シマノのケーブルライナーY80098100とブレーキインナーケーブルY80098330

アンカーRL6Dはケーブル内蔵フレームです。以前に同様の構造を持つビアンキ「JAB29.4」のシフトインナーケーブルを考えなしに引き抜いてしまい、慌ててあさひに駆け込んだ経験があります。

今回はそんな失態は犯すまいとケーブルライナーを準備しました。もちろん、ロードバイク用のブレーキインナーケーブルも一緒に。

 

RL6Dはフルアウターでした

アンカーRL6Dはフルアウター

こちらの動画を参考に、まずインナーケーブルのエンドキャップを切り落とし、アウターケーブルを引っ張ってみたのですが、どうもRL6Dはフルアウターだったようです。フレームの内部にすべてアウターケーブルが通っているタイプですね。

その可能性も考えて事前にググっておいたのですが、残念ながらそういう情報には出会うことができませんでした。よって、今回はケーブルライナーを使う必要はありません。インナーケーブルだけ引き抜いて、新しいそれと交換すれば良いわけです。

 

インナーケーブルを引き抜く

インナーケーブルを引き抜く

レバーを引き、露出したインナーワイヤーの先端をペンチで挟んで引き抜きます。

本来ならスルッと抜けるはずですが、なかなか抜けません。それなりに力を込めて引き抜く必要がありました。

 

2千kmとは思えないほど劣化

引き抜いたブレーキインナーケーブル

インナーケーブルを引き抜いてみると、リア側がまったく想定していなかったレベルで劣化していました。より正確に言うと、劣化と言うよりは汚れがひどいです。真っ黒になっています。

まだ2千kmしか走っていませんが、そりゃあブレーキの利きも悪くなるよねと納得しました。

 

新しいインナーケーブルを入れる

新しいインナーケーブルを入れる

ともあれ、あとは新しいインナーケーブルを入れるだけです。しかし、途中までしか入りません。一体どうしたことか。

 

アウターケーブルがボロボロでした

アウターケーブルがボロボロでした

BB(ボトムブラケット)の近くに出ているアウターケーブルをよく見ると、銀色の何かが露出するくらいボロボロになっていました。フロント側はここまででひどくはないものの、やはりささくれています。

そりゃあインナーケーブルが真っ黒になるわけです。こんなにボロボロになってしまっていては交換するより他ありません。

 

今回もあさひに駆け込む

今回もあさひに駆け込むことに

細いインナーケーブルを交換するだけでも四苦八苦な私に、太いアウターケーブルを交換できる技量などあるわけがありません。迷わず今回も近所のあさひに駆け込むことにしました。

スタッフの方曰く、フレーム内蔵のアウターケーブルを交換する手順は、ケーブルライナーをフレームに入れるのと基本的には同じだそうです。ただ、ケーブルライナーよりも太いうえ、私がインナーケーブルを引き抜いてしまったため、「簡単ではない」と言われました。面目ございません。

 

アウターケーブル交換完了

アウターケーブル交換完了

混んでいたということもあり、約2時間半後に修理完了の連絡をいただいて引き取りに伺いました。

 

アウターケーブルが新しくなってる

アウターケーブルが1本だけ新しくなってる

アウターケーブルが1本だけ黒光りしていて、交換してくれたことがすぐに分かります。

 

センサーの取り付けが不味かった可能性

センサーの取り付けが不味かった可能性

これまではスピード&ケイデンスセンサーをアウターケーブルごと結束バンドで留めている状態でした。どうもこれが良くなかったようです。

そこで、あさひではアウターケーブルを巻き込まないようにスピード&ケイデンスセンサーをフレームに結束バンドで留めてくれました。ついでに、フロントのブレーキパッドの調整もやってくれました。ありがとうございます。これでもう橋の欄干にぶつかることはないでしょう。

ちなみに、費用は工賃込み、アプリ提示で、税込4,312円でした(インナーケーブルは持ち込み)。自分で四苦八苦してやることを考えると安いですよねー。

 

ボルトが1本ない!

カバーのボルトが1本ない!

しばらく愛機を洗っていなかったので、帰ってきてからお詫びの気持ちを込めて洗車しました。乾いてからバイクハンガーに掛けると、ケーブル通し穴のカバーのボルトが1本無いことに気付き、慌ててあさひに電話しました。

しばらくして店内で見つかったと連絡があり、わざわざ取り付けに来てくれました。ついでに、ケーブルプロテクター(ゴム製の保護カバー)も付け忘れていたと言って取り付けて帰られました。

まあ、人間ですからミスはあります。私としては愛機を直してくれただけで十分ありがたいです。

 

というわけで、思いもかけずブレーキインナーケーブルだけでなくアウターケーブルまでも交換することになりました。内蔵式フレームでもフルアウターならインナーケーブルの交換が楽だと思っていましたが、こんなにアウターケーブルが劣化するなら意味ないですよねー。もっとも、私がちゃんとケイデンスセンサーを取り付けていたらこんなことにはならなかったのでしょうか。

ともあれ、こんな想定外のことが起こっても、あさひがあれば安心です。これからもよろしくお願いします。

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この記事を書いた人

師匠に勧められて2013年から電チャリに乗り始め、翌年MTB、さらに翌年ロードバイクを購入。まさか自分がピチピチのジャージを着て走るなんて思いもしませんでした(苦笑)詳しいプロフィールはこちら

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