先日、中学生の息子に誕生日プレゼントのリクエストを聞いたら、「自転車が欲しい」と言われました。
既に電チャリは持っていて、最近は片道10km以上走って友達の家に行くことも多いです。途中、アップダウンも結構あるのですが、それでももっと軽快に走れる「電チャリじゃない自転車」が欲しいと言うのです。
それならばということで、最初は廃車にする予定だった私のロードバイクを修理しようかと考えました。しかし、それだとチェーンカバーがないのでいちいちズボンの裾を絞らなければなりません。ヘルメットも被ったほうが良いし、スタンドも付けないと不便。
「やっぱり新しいのを買わないといけないなー♡」というわけで、いろいろ迷った結果、NESTO(ネスト)の「VACANZE 2 FLASH-C(バカンゼ2フラッシュC)」を購入しました!
※価格および仕様はすべて2022/01/24現在
西濃運輸の支店までお出迎え
楽天市場のS-STAGEで購入したバカンゼ2は、自宅まで配達してもらうと配送料が税込7,000円も掛かります。しかし、西濃運輸の支店止めなら配送料が別途掛からないというので、支店まで引き取りに行くことにしました。
「メーカー在庫あり」で発注から4日後に発送。翌朝には大阪の松原支店に届き、西濃運輸から「届いてるので引き取りに来てください~」と電話がありまして、片道小一時間走りました。
ご対面!
広い敷地内のどこに行ったら良いか分からず戸惑いつつも、とりあえず事務所らしきところに入って声を掛けると、玄関前に商品を持ってきてくれました。受け取りのサインをして、車に積み込みます。
車に積み込み
バカンゼ2はクイックリリースなので、ダイナモの配線コネクタを外し、前輪の空気を抜いて外せば、コンパクトカーでも梱包をほとんど解かなくてもそのまま積み込めます。
一丁前に10.9kgくらいしかありませんから、軽いもんです。
NEST・VACANZE 2 FLASH-C
自宅に戻ったら早速梱包を解いて、前輪をハメて空気を入れて、ジャジャーンと登場!改めまして、NESTO(ネスト)の「VACANZE 2 FLASH-C(バカンゼ2フラッシュC)」のブラック色でございます!
ちなみに、ネストはホダカというメーカーのブランドで、街乗りから本格的なスポーツサイクルまでラインナップされています。KhodaaBloom(コーダーブルーム)は兄弟ブランドにあたります。
バカンゼはネストのクロスバイクの主要車種で、現在のラインナップの定価はすべて税込5万円台。私も息子もゴチャゴチャしたデザインは好まないので、ネストのシンプルなデザインに惹かれました。
LED常時点灯オートライト搭載
バカンゼ2フラッシュCに決めたのはもちろんデザインだけではありません。そこそこスポーティーな仕様になっているにもかかわらず、ダイナモを搭載しており、LEDライトが常時点灯するのです。これなら、たまに乗ったら電池が切れていたとか、曇っていてソーラーで充電できないといった問題が起こりません。
ちなみに、バカンゼ2にはオートライト非搭載のモデルもあります。
コンポはシマノ「Tourney」
今回はコンポーネントのスペックはあまり重視しませんでした。コンポは基本的にシマノの「Tourney(ターニー)」。”もっとも低価格な入門向けコンポーネント”(引用:Wikipedia)です。
シフターは「SL-TX30」で7段変速。手前の青いボタンを押すとシフトアップ。奥の黒いレバーを押すとシフトダウン。ラピッドファイヤーに慣れているとちょっと戸惑う操作感ですが、意外と心地良くギアチェンジできます。
前42T×後12-32T
リアディレイラーは「RD-TY300」。スプロケットは「CS-HG200-7 12-32T」でチープに見えますが、ギアが引っ掛かるような感じはまったくなくて、マイルドな操作感です。
フロント42Tでリア12-32Tですからトップスピードは出ませんし、急登も厳しいですが、街乗りメインならまったく問題ないでしょう。
チェーンガード付き
フロントにはチェーンガード(チェーンリング)が付いているので、ズボンの裾を汚す心配はほとんどありません。
ちなみに、ペダルはプラスチック製でショボいものなので速攻で交換するかなと思ってましたが、意外と滑ることもないし、このままで良さそうです。
ブレーキはテクトロ「J310」
ブレーキセットはTEKTRO(テクトロ)のVブレーキ「J310」。なぜかフロントだけ鳴きますが、警報音付きと考えればむしろハイテク(笑)どうせフロントなんてほとんど使わないし、前後ともちゃんと効くのでまったく問題ありません。
ちなみに、タイヤはKENDA(ケンダ)「K1029 700×32C」。これくらい太さがあれば、歩道の段差も安心して越えられます。
バルブアダプター付き
バルブは一応、仏式なんですが、バルブアダプターが1つ付いていて、英式の空気入れにも対応しています。これなら友人宅で空気入れを借りても大丈夫だし、自宅なら空気圧の管理もしやすいです。
ちなみに、空気圧は5.0~7.0BAR。とりあえず前後とも6.0BARにしておきました。
サイドスタンド付き
サイドスタンドももちろん付いています。付いていなくても後から付けることもできますが、フレームの形状によっては難しかったりすることもあるので、最初から付いていると安心です。
ってゆーか、私が29er(ビアンキ・JAB29.4)を買ったときはサイドスタンドを付けようとして無理だったんですよねー。今から思うと笑えます(苦笑)
ベル&リフレクター付き
ベルもリフレクターも付いているので、すぐに公道を走れます。
ちなみに、グリップはエルゴに変えようかと思ってたんですけど、これも意外と悪くありません。当面はこのまま使って、傷んできてから交換しようと思います。
サドルも意外と悪くない
悪くないと言えば、サドルもそうです。ほどほどにクッション性があって、普段着でまったく問題なく座れます。かと言って、軟らかすぎることもありません。
ただ、スチールレールで前後や角度の調整はできるものの、目いっぱい後ろにズラしても、私にはちょっと足りないと感じます。あくまで街乗りだからでしょうけど、そのうちステムを120mmくらいに交換しても良いかもしれません(標準は100mm)。
アルミフレーム
この価格帯のクロスバイクはスチールフレームが多いと思うんですけど、バカンゼ2はアルミというのも決め手のひとつでした。
実際のところ、同価格帯のスチールに比べてさほど軽いわけではなく、むしろ乗り心地は硬くなると思うのですが、シートステーやチェーンステー(リア側の三角形を成す部分)が躍動感のあるデザインになっているのは良いですよね。
ついでに後姿も…
ついでに、後姿もお見せしておきましょうか。
実にカッコイイ。コンポはショボくても、一丁前にスポーツ車って感じです。
なお、バカンゼ2のフレームは440mmと500mmの2サイズが用意されています。中学生の息子は既に身長が175cmあり、しかもまだまだ大きくなりそうなので、今回は500mmをチョイスしました。
今のところ、サドルの高さは身長179cmの私と同じでまったく問題なく、むしろ息子のほうが余裕で足が着く感じ(苦笑)しばらくは父子交代で乗れるかと思ってましたけど、その期間は案外短そうです。
ワイヤーロックおまけ
楽天市場のS-STAGEでバカンゼ2を購入すると、ワイヤーロック「JC-023W」がオマケで付いてくるということだったのですが、実際に届いたのはそれよりも高価なノグチの「JY-183-350」でした。
いやー、めちゃぐちゃ安く買わせてもらったのに、なんだか申し訳ないですねー。
最後に、バカンゼ2フラッシュCの購入価格について。現在は値上がりしてしまってますが、購入時価格は税込42,570円。楽天お買い物マラソン期間中に、7%引きクーポン使用、ショップポイント5倍で、SPUなども考慮すると、実質32,000円くらいで買えた計算です。
いやいやいや、10kg台のアルミフレームで、シマノのコンポを積んで、おまけにオートライト付きで3万円ちょっとって安すぎでしょ!「ルック車かよ!?」って値段です。今は税込47,300円に値上がりしてしまったようですけど、それでも5万円以下でこのスペックは激安じゃないかと思います。
ちなみに、私が購入したのは2021年モデル。既に2022年モデルの販売も始まっているようですが、スペック表を見る限りはダイナモ&LEDライトがパナソニック製から同社OEMのP&P COMPONENTS(ホダカ)に変わっただけじゃないかと思います(スペックおよび形状は同じ)。あとは定価が税込47,300円から同53,900円に約14%アップ。
買うなら今しかないんじゃないでしょうか。
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