Xiaomi(シャオミ)の「Mi Band 5」(上写真)を使って4年が経ちました。ややバッテリーの持ちが悪くなったのに加え、スマホアプリと同期しないことが頻出するようになったため、買い替えを検討。
ほかのメーカーのスマートウォッチも一応チェックしたものの、落としても惜しくない価格ということで今回もシャオミの「Smart Band 9」を購入することにしました。今回はそのレビューをお送りします。
※この記事は2025年2月9日時点の情報に基づいています
Xiaomi・Smart Band 9
Smart Band 9のパッケージには本体バンドのほか、充電コードとユーザーマニュアルが入っています。外見は5とほぼ変わらず、特に感動はありません。
マニュアルは仕様等が書かれているだけ
Smart Band 9を手に取ったものの、どうやって電源を入れれば良いか分かりません。4年前のことなど覚えてもおらず、とりあえずユーザーマニュアルを開いてみることに。
しかし、マニュアルには仕様のほか、取り扱い上の注意が書かれているのみ。下のQRコードをスマホで読み込んでもヘルプページに飛ぶだけで、肝心の起動方法はどこにも書かれていないのです。
充電してみたら起動した
仕方なく、とりあえず充電を開始することに。すると、起動して言語の選択画面になりました。
「日本語」を選ぶとQRコードが表示され、スマホアプリをダウンロードしてペアリングするように促されます。
Mi Fitnessをダウンロード
これまでは「Zepp Life」というアプリを使っていましたが、「Mi Fitness」という新しいアプリをダウンロードしなければならないようです。Zepp Life、Zeppともに、ペアリングを試してもダメでした。
新しいアプリを開くと、当然表示の仕方も変わっています。また、新たにXiomiアカウントを作成する必要もありました。なにかしらやりようはあるのかもしれませんが、旧モデルとの互換性はなくデータの引き継ぎもできないようです。
画面が大きく輝度もアップ
bloetooth接続が完了したのでSmart Band 9を手首に巻いてみました。Mi Band 5と比較すると画面が大きく、輝度がアップしておりとても見やすいです。逆に、「(5は)こんなに暗い画面だったんだ~」と驚きましたよ。
充電ケーブルが変わった
ほか、大きく変わったところと言えば、充電ケーブルです。独自の2点接点端子という点では基本的に変わっていないのですが、コードの向きが上写真のように変わっています。
Mi Band 5も上下の向きがあったのですが、間違えても回転させるだけでOKでした。しかし、Smart Band 9は左側にコードを向けるため、向きを変えるのが面倒臭いです。
なお、5も9も向きを間違えるとマグネットが反発して端子をセットできません。また、5に9の充電ケーブルをセットしたり、その逆もできないです。
Smart Band 9の〇と×
最後に、Smart Band 9に買い替えて良かった点と残念だった点をまとめてみたいと思います。
まず、画面が大きく、明るくなったことは大きなメリットです。見やすくなり、それでいて手首に当たるということもありません。ただ、最初は輝度が低い状態で表示され、1秒くらい経ってから輝度が最大になる設定は変更できないのかしらと思います。
あと、ディスプレイデザインの選択肢が増えました。相変わらずカスみたいなデザインが大半ですが、多少はマシになったと思います。ついでに言うと、私が使っていたMi Band 5は初期のグローバル版だったので、日本語が表示されるようになったのはありがたいです。
一方で、残念に思うのは互換性がない、もしくはあるのかもしれませんがよく分からないという点です。Mi Band 5を使っている間も、アプリの名称や中身が勝手に変わったり、最近は勝手に睡眠導入音楽のようなものが流れるようになったりしました。発展途上だから仕方ない部分もあるものの、独善的な運営の仕方と感じます。
充電ケーブルが変わったことについても然り。何を思って変更を加えているのか理解に苦しみます。
起動の仕方から設定の方法に至るまで、直感的に分かる感じでもなく、自分で何とかしようと思っても途中でイヤになってしまいます。
総じて、Smart Band 9は5千円程度で買えるオモチャという感じです。アップルウォッチやフィットビットとは比べ物にはなりません。
個人的にはアラームの設定をしたり、腕時計兼歩数計として使えて、なおかつ紛失しても懐が痛まないことを重視しているので、その点では満足と言えるかなと思います。
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