娘がヤマハの電動アシスト自転車「PAS Ami（パス・アミ）」に乗るようになってから6年が経ちます。6年も経つとあちこち傷んでくるようで、今年はリアタイヤのほか、プーリーを交換したりもしました。
これで高校卒業まで安泰かと思っていたのですが、先日、娘が「ブレーキが利かなくなった、後輪から（ボロボロの自転車で坂道を下っているときみたいな）異音がする」と言うので、車両管理者である私がチェックすることに。前輪のブレーキシューが減っていることは明らかだったため、まずはそれを交換してみることにしました。
ブリヂストン・フロントキャリパー用ブレーキシュー 4892178
PAS Amiの純正の前輪のブレーキシューは「X29-25130-11」です。しかし、これを楽天市場で取り寄せると割高です。自転車屋に持ち込んで交換してもらうと、さらに税込770円掛かります（サイクルベースあさひの場合）。
そこで、代替品としてブリヂストンの「ダブルピボットフロントキャリパー用ブレーキシュー 4892178」（上写真）をamazonで購入しました。おそらく、純正品とまったく同じものだと思います。
たぶん同じもので間違いない
2～3mmほど減ってしまっているので分かりにくいですが、形状からしてたぶん同じもので間違いないと思います。
フロントブレーキシュー交換完了
フロントブレーキシューの交換が完了。ブレーキレバーに付いているネジで前後のブレーキワイヤーの長さも調節して、よりクイックな反応になりました。
フロントブレーキが利くようになればリアブレーキの負担も減るだろうから、これで解決かと思っていました。しかし翌日、娘が帰宅時に長い坂を下ってくると、相変わらずリアブレーキは利かず、キーキーと異音が酷いままということでした。
そこで、純正のリアブレーキドラム（ローラーブレーキ）「4WR-25701-10」を取り寄せて交換しようかと思ったのですが、いつもお世話になっている近所のサイクルベースあさひに持ち込むことにしました。
原因はグリス切れだった！
PAS Amiのリアブレーキドラムの部品代は約4千円、工賃はたぶん税込3,080円ですから、合計で7千円にもなります。おまけにブレーキワイヤーも前後とも替えれば、1万円オーバー。痛い出費です。
少し気が重くなりながら、あさひに駆け込んで症状を説明すると、スタッフがいきなりドラムに黒い液体をドバドバ注入し始めました。チューブに入ったグリスのようなものです。
「え！？ドラムにそんなもの注入して大丈夫なの！？」と驚いて話をうかがってみると、PAS Ami（というか少なくともヤマハの電動アシスト自転車）のリアドラムは一般的なリング状のシューが内側から押すことで制動する構造ではなく、ベアリングで制動する構造だそうです。そのため、ベアリングの周囲のグリスが減ってしまうと異音がするわけですね。
異音に気付きながらも放置すると、最悪の場合、1週間程度でベアリングが焼き付いてしまって、ドラムそのものを交換しないといけなくなってしまうということです。なお、このドラムに使用するグリスは専用のものだそうです。確かに、こんな真っ黒なグリスは見たことがありません。
たったの税込220円！
無事にリアブレーキが治ったということで一安心。お支払いに進むと、なんと税込220円ということでビックリしました！数千円は下らないと覚悟して店に入ったのに、めちゃぐちゃ安く済みました。
いやー、やっぱりあさひは神ですねー。
こうして、PAS Amiのブレーキが前後とも絶好調になりました。正直、私はリアブレーキについてはもう少し様子を見てからで良いだろうと思っていましたが、すぐに見てもらって良かったです。おまけに、素人考えでブレーキドラムを交換するよりも安く済みました。
というわけで、私はあさひに助けてもらいましたが、もし電動アシスト自転車のリアブレーキから異音が発生している場合は同様にグリス切れの可能性がありますから、早めに自転車屋さんに持ち込むようにしてくださいね！
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