3年半ほど使ってきた「Rakuten Hand(P710)」の調子が悪くなってきました。ROMに余裕がなくなってアプリを開くのにとても時間が掛かるのです。もともとバッテリーの持ちが悪い、ポケットの中で意図せずロックが解除されるなど不調も多かったのに加え、最近は老眼が進んで5.1インチの小さな画面では厳しくなってきたということもあり、買い替えることにしました。
当初は家族が使っているOPPOを軸に検討しました。また、動作テストなどに使っているiPhoneがもう古すぎて使えなくなってきたので、iPhoneも一応候補として考えました。しかしながら、そのほかのスマホも模索するうちに、以前に使っていたモトローラも浮上。最終的に価格重視で「moto g64y 5G」に決めました。
※この記事は2024年11月15日時点の情報に基づいています
ワイモバイル版「moto g64y 5G」
モトローラの「moto g64y 5G」はシムフリー端末である「moto g64 5G」のワイモバイル専用モデルです。g64が3万円弱という価格に対し、g64yは2万円弱。その代わり、g64のRAM容量が8GBのところ、g64yは4GBにダウングレード。また、g64yはTPUケースが付属しないという違いがあります。ゲームや重い作業をする必要がない私としては安いほうで十分と判断し、今回はg64yをチョイスしました。
ちなみに、g64yは現在、MNPでワイモバイルに申し込みをしたら1円でゲットできます。しかも、契約期間の縛りはなく、解約手数料もナシ。しかしながら、半年以上は使わないと通信会社各社のブラックリストに入れられる可能性があります。また、半年以上使うとなれば通信料は約1.4万円。楽天モバイルを無料よりも安く利用できている私としては、約1.6万円で楽天市場で購入したほうが無難と考えた次第です。
楽天モバイルで楽天Linkも使える
「moto g64y 5G」が楽天モバイル回線でも使えるということは事前に調べて分かっていました。しかしながら、端末によって動作不良が起こる可能性がある「楽天Link」アプリについては不明。これが使えるかどうかで電話代(通話料)がまったく違ってくるのでとても重要です。
結論から言うと、楽天Linkは問題なく使えました。また、今回はeSIMからeSIMへの機種変更だったのですが、以下の手順に従って操作すれば、APNなどの設定をいじる必要もなく、わずか数分で完了しました。
なお、g64yはおサイフケータイもマイナポータルも使えます。
データ移行のほうが大変
それよりも、設定、データ、アプリの移行などのほうが何時間も掛かって大変でしたね。今回、データ移行をするにあたって、初めてType C-Cケーブルで移行しました。これまではWi-Fi経由で問題なかったはずですが、アプリやデータの容量が膨大になってきているのでしょう。もしくは、旧端末のROMに余裕がなさ過ぎたことが影響しているのかもしれません。
フィルムは超低反射高透過タイプを使用
実機を見たことがなかったのでフィルムのチョイスは困りました。ディスプレイの端にアール(丸み)があるようですが、どの程度か分からなかったからです。そこで、今回はとりあえずミヤビックスの「OverLay Plus Premium(超低反射高透過タイプ)」を試すことにしました。
g64yのディスプレイの縁にはアールはほぼありませんでした。四周ともに1mmに満たない程度。よって、一般的なガラスやPETで問題なかったと思います。
今回のフィルムも基材はPETです。これまでRakuten Handに貼っていたアンチグレアでTPU素材のものが良かったので、それに比べたらまあ普通ですね。表面保護シートの粘着力が強すぎて、一生懸命に位置合わせをしたフィルムが剥がれ、気泡が入りまくったのには参りました。ただ、失敗しても1回だけ無償交換できるサービスが付いているので、そこは安心だと思います。
ケースは透明のTPUをチョイス
ケースは無難に透明のTPUケースを装着しました。背面に貼り付いた感じになるのはイヤだったので、マイクロドット加工が施されたものをチョイスしました。ただ、g64yの背面はレザー調のシボ加工が施されているので、別にマイクロドット加工である必要はなかったかもしれません。
ちなみに、バニラクリーム色はg64yのみ。g64はスペースブラック色とシルバーブルー色の2色です。
というわけで、フィルムとケースのチョイスは失敗とまではいかなくとも微妙だったなと思うわけですが、スマホ本体は総じて満足です。楽天モバイル回線で問題なく使えますし、楽天LinkもOKです。
久しぶりにモトローラ製スマホを使って、ジェスチャー操作の便利さを改めて感じました。3点タッチでスクリーンショット、2回シェイクでLEDライト点灯、2回ひねってカメラ起動など。
一方で、所詮はローエンド端末なので、タッチしてからアプリが起動するまでに僅かながらタイムラグを感じたりします。そういうところが気にならなければ、コスパの良いデバイスだと思いますよ。
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