ビアンキJAB29.4の油圧ディスクブレーキのパッド交換で大失敗!

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

ビアンキJAB29.4

最近、ビアンキJAB29.4のリアのブレーキパッドのあたりから、「サッサッサッ…」という音が聞こえるようになりました。押しているときもサッサッサッ。走っているときもサッサッサッ。どうもペダルが重く感じてしまいます。

ディスクブレーキのパッドが減っているんじゃないかと思いまして、とりあえず交換することにしました。

この記事は2021年9月27日時点の情報に基づいています(2024年2月26日一部更新)

 

ヘイズ? テクトロ?

ビアンキJAB29.4のリアブレーキはテクトロ

私が購入した際のビアンキJAB29.4のスペック表には、ブレーキはHayes(ヘイズ)のDyno Sport(ダイノスポーツ)と書いてありました。でも、実際に付いているのはTEKTRO(テクトロ)。どちらのパッドを取り寄せて良いか分からなくて困りました。

ダイノスポーツではなかった

MicrOHERO・ ヘイズ HAYES STROKER RYDE/Dyno Comp/Dyno Sport用 ディスクブレーキパッド メタルパッド

テクトロのディスクブレーキパッドというのがどうにも見当たらなかったので、とりあえずダイノスポーツのほう(互換品)を発注。しかし、まったく形が違いました。

シマノB01S互換品で正解

MicrOHERO・ シマノ SHIMANO M416 M445 M575用  B01S E01S 互換 ディスクブレーキパッド メタル

ダイノスポーツ用のパッドを取り寄せたあとで初めてパッドを取り出して、テクトロの「A10.11」という品番だったことが判明。しかし、amazonなどでは取り扱いがなかったので、形が同じに見えたMicrOHEROの「シマノB01S E01S 互換 ディスクブレーキパッド メタル」を取り寄せてみたら正解でした。

パッドの外し方すら分からなかった

テクトロのディスクブレーキパッドはT型トルクスビットで外す

「ズボラせずに最初からパッドを外せば良かったじゃない?」と言われそうですが、ネットで散々調べてもテクトロのディスクブレーキパッドの外し方に関する情報が見つけられなかったのです。ディスクブレーキパッドはピンを抜けば取り外せるという情報ばかり。でも、テクトロのディスクブレーキにはピンなど見当たらず、T型トルクスのボルトしかないんです。

結局、ブレーキパッドが届いてから、TONE(トネ)の「ビットラチェットセットBRS20」を使って一番細いボルトを抜いてみたところ、パッドを外すことができました。

しかし、これが大失敗の始まりとなったのであります。

1mm以上も減っていて驚いた!

リアディスクブレーキパッドが1mm以上も減っていて驚いた!

ともあれ、新旧のブレーキパッドを比較してみて驚きました。そんなに擦り減っているように見えなかったのに、こうして並べてみると両側合わせて1mm以上も減っていたんですね。

しかも、片減りしています。それで異音が発生していたのでしょう。

新品に交換するもクリアランスがない!

新品のブレーキパッドに交換するも、ディスクを挟むクリアランスがない

これだけ厚みが違うなら、新品のディスクブレーキパッドに交換したらきっとブレーキの利きが良くなるに違いない。そう期待しつつ早速あたらしいパッドをセットしてみました。

ところが、ディスクを挟むクリアランスがまったくありません。若いときはこういうシチュエーションが何度もあったことを思い出しながら、ディスクを押し付けても入るはずもなく。油圧式ですからワイヤー式のようにアジャスターボルトもありません。

ブレーキ本体を分解→オイルが噴き出した!

ブレーキ本体を分解→オイルが噴き出した!

そうすると、あとイジれるのはブレーキ本体のT型トルクスの2本のボルトだけです。これは触ったらアカンやつだと思いつつも、ボルトを抜いて分解してみました。

円い部分をグッと押してみると、透明の液体がピュピュッと噴き出します。そうそう、この感じ。これならディスクがヌルッと入る…わけがありません(苦笑)

油圧式ブレーキを触る際に一番やってはいけないことをやってしまいました。慌てて古いパッドを装着してタイヤを組み立てるも、リアブレーキがまったく利かなくなってしまいました。

あさひさん、助けて!

私の救急ステーション、サイクルベースあさひ河内長野店

そこで、最寄りのサイクルベースあさひに駆け込みました。個人店ではなくあさひを選んだのは、ブレーキパッドなども豊富に在庫してそうだからです。そもそもブレーキパッドが間違っている可能性もありますからね。

2日間、3500円で修理完了

サイクルベースあさひに修理のために預けられる愛機

すぐにやってくれるかと思いましたが、世の中そんなに甘くありません。ブレーキオイルは取り寄せる必要があるということで、愛機を預けて修理してもらうことになりました。

期間は1週間くらい、費用は1万円掛からないでしょうということでしたが、ブレーキパッドは持ち込み品を取り付けてくれたということもあって、2日後に、税込3,500円で済みました。ありがたや~。あさひさんが神に見えます(笑)

ピストンプレスを使うのが正解だったらしい

新しいディスクブレーキパッドを装着した愛機

今後のこともあるので、どうやったらディスクブレーキパッドのクリアランスを広げられるのか聞いてみました。すると、ピストンプレスで押し広げるのだと教えてくれました。

ただし、私のような素人はあまり油圧式のブレーキパッドは触らないほうが良いみたいです。自分でもやってみたい気がしますが、次回もお任せしたいと思います。

異音解消!ペダルも軽く!

ディスクブレーキパッド交換完了後

早速、走りに行ってみました。リアブレーキパッドを交換したおかげで、「サッサッサッ…」という異音は完全になくなりました。おまけに、ペダルが軽くなったように感じます。もっとも、タイムが早くなったわけではないので気持ちの問題かもしれませんが、それで十分でしょう。

 

いやー、一時はテンパりましたが、解決してみれば案外簡単なことだったんですね。自転車というのは本当に良くできていると感心します。

とは言え、今回もまたあさひさんに助けてもらいました。最初からあさひさんに相談していればブレーキパッドを買い間違えることもなかったでしょう。今後も頼りにしたいと思います。

 

関連記事

PWTのチェーンカッターCT-03Rにヒロバゼロのスペアピンがピッタリ
PWTのチェーンカッター「CT-03R」とそのスペアピンが廃番になってしまったので、代わりにヒロバ・ゼロ(旧:ガレージ・ゼロ)の「チェーンカッターGZTL08」用のスペアピンを買ってみたところ、問題なく使うことができました。
ヤマハ・PAS Brace Lのリアブレーキを「DEORE」に交換
ヤマハ・PAS Brace Lのリアブレーキを「シマノ・Acera(アセラ)BR-M422」から上位の「DEORE(ディオーレ)BR-T610」に交換しました。ついでにインナーケーブルも交換。ブレーキの利きが良くなった感じがしますが、雨の日は期待したほどではありません。
事故って変形してしまったロードバイクの前輪をあさひで振れ取りして復活
息子が電チャリ(ヤマハ・PAS CITY-SP5)の前輪を変形させてしまったので、あさひで修理。それを見て私のロードバイクも修理できるのではと思ってお願いしたところ、たった1000円で直してもらえました。
ヤマハ「PAS Ami」の前ブレーキシューを交換。後輪はグリスアップで解決
ヤマハの電動アシスト自転車「PAS Ami(パス・アミ)」のブレーキが前後とも利きが悪いということで、まずフロントのブレーキシューを交換。リアはあさひでドラムに専用グリスを注入してもらうことで異音も解決しました。

コメント