ロードバイクで転倒して鎖骨を折ってから1ヶ月半、ようやく8の字ベルトが取れました

当ブログは広告を掲載しています。詳細はこちら

河内長野かつらぎ線 事故現場

何にもない平日の昼下がり、いつも通り滝畑ダムまでサイクリングに出掛けただけのはずでした。まさか、こんなに何もないところで突然、一人で勝手にロードバイクから落車して鎖骨を折ることになるとは思いもよりませんでした。

 

転倒によりキズだらけになった愛機

気づいたときには地面に叩きつけられていて、すぐにその場に座り込むも左肩の肩甲骨の裏あたりが痛くて痛くて、しばらく唸り声を上げていました。幸い、その直前ですれ違ったローダーさんが引き返してロードバイクを起こしたりスマホやパーツを回収してくれて、私も左腕をグルグル回して大丈夫アピールをしました。

 

左鎖骨が折れているのはすぐに分かった

何が起こったのかは今もって分かりません。しかし、左の鎖骨が折れていることはすぐに分かりました。左半身がキズだらけではありましたが、幸い開放骨折ではなく、ただ肩甲骨の裏あたりの激痛だけが不安でした。

 

河内長野かつらぎ線 事故現場

さて、どうしたものか。左手を動かすと痛いので、とりあえず右手だけでチェーンをハメてはみたものの、愛機に跨ることすらできません。知人に電話して迎えに来てもらうことも考えましたが、これは救急車を呼んでも差し支えない状況だと思ったので、200mほど先にある自動車整備工場まで愛機を押して行くことにしました。

 

救急車到着

自動車整備工場に愛機の保管をお願いし、救急車を呼びました。自分が患者として乗るのは生まれて初めてです(苦笑)

同時に警察官がやってきて「カーブでコケたんですか?」などと色々質問されました。カーブでコケた感じではなかったのですが、面倒なので「はい、そうです」と答えました。痛くて声を絞り出すのがやっとの状況なのに、男子だから大丈夫と思われているのか、容赦なく職務質問が続きました。お勤め、ご苦労様です。余計な仕事を増やして申し訳ありません。

 

8の字ベルト

運び込まれた病院でレントゲン写真を撮り、やはり左鎖骨が折れていることが確認できました。手術も勧められたのですが、8の字ベルトを巻いて大人しくしていることにしました。

都合1ヶ月半、このベルトを巻いていたのですが、本当に辛かったです。左の肩甲骨から胸までかなり腫れているのに締め付けられているのですから、痛くて痛くてたまりません。

特に夜が恐怖でした。ベッドに横になるときは右手1本で支えないといけません。ちょっとでも左に力が入ると、心臓に穴が開くような激痛が走るのです。朝、起きるときも同様で、本当はずっと横になっていたいくらいなんですけど、痛み止めが切れると起き上がれなくなるので仕方なく起きました。それでも私は寝返りを打たないので耐えられましたが、寝返りをする人は手術を避けられないと思います。

 

1週間我慢して病院に行ってレントゲンを撮ると、折れた骨のすき間が広がっているので手術したほうが良いと言われました。このときは本当にショックでした。あれだけ痛いのを我慢したのにその甲斐がなかったからです。

それでも手術を固辞し、8の字ベルトをさらに締め上げることになりました。しかし帰宅後、あまりの痛さに泣きそうになり、母にベルトを緩めてもらいました。翌日また病院に行って、痛いのを我慢して背中を丸めるよりはベルトを少し緩めて胸を張ったほうが良いのではないかと医師に伝えたところ、再びレントゲンを撮ることになりました。すると、折れた骨のすき間は前日より狭まっているのでこのままで良いということになりました。

 

右手が使えるだけマシなのは確かにその通りなのですが、思ったよりも不便でした。たとえばお菓子の袋を開けたり、ゴミ袋の口をくくる作業は、右手の力と同様の負担が左手にも掛かるのでできません。また、前に屈んだり、体を捻じるという動作ができません。なので、ベッドに寝たり起きたりという動作すら命がけなのです。

あと、くしゃみや咳、鼻をかむときも、激痛が走るのには参りました。これは1ヶ月半を経た現在は随分とマシになったものの未だに続いています。まだ腫れが引いていないということなのでしょう。

2週間も経つと痛みは少しマシになりました。しかし、肩が凝るようになって、鎖骨が浮き上がるような感覚に不安を感じることが増えました。右手1本でパソコンのキーボードを叩いていると、ベルトが右脇を絞めて手がしびれてきました。仕事も家事もロクにできない自分が情けなくて仕方ありませんでした。いま思い出しても涙が出そうになります。

 

左鎖骨レントゲン写真(事故後6週間後と2週間後の比較)
↑レントゲン写真 ご興味のある方のみクリック&拡大してご覧ください

1ヶ月半が経ち、ようやく骨がくっつき始めたということで、8の字ベルトから解放されました!これでもう、普通に寝起きができます。車の運転もできます。 ごはんも作れます。ようやく生きている価値を実感できました。

腕が上がらないのでまだ一人でTシャツを脱ぐことはできませんが、リハビリを続けていけばそれもそのうちできるようになることでしょう。ちなみに、折れた骨が完全に繋がるまでは最低1ヶ月、前に出っ張っている鎖骨が右と同じくらいに引っ込むまでは数年を要するそうです。

 

腕が上がるようになったら、まず預かってもらっている愛機を引き取りに行きたいです。そして、1ヶ月半もまったく運動していなかったせいで太ってしまったので、腹筋などの筋トレをしたり、MTBに乗りたいと思います。

ロードバイクは転倒した原因が分からない状況では不安なのでしばらく封印です。再び乗るときが来たら、キズだらけになったヘルメットを新調したいと思います。MTBに乗るときは最近はヘルメットを被ってませんでしたが、これも買い替えてこれからは被るようにします。

今回の事故はなぜ落車したのかサッパリ分かりません。左右両方のシフターがキズだらけになっていることを考えると、前輪に枝が絡んでロックしたんじゃないかなと思いますが、いずれにせよ、いつでもどこでも転倒する危険があるということです。

1ヶ月半を経ても左肩の傷口がふさがらないところから、事故の衝撃の大きさが分かります。転んだのは不思議ですが、死ななかったことも不思議です。

今回は救急隊員、医師、看護師、家族、たくさんの人にお世話になりました。しばらく自分のことばかり考える人生でしたが、これからは少し謙虚になって、少しでも世の中の役に立ちたいと思います。

関連記事

事故って変形してしまったロードバイクの前輪をあさひで振れ取りして復活
息子が電チャリ(ヤマハ・PAS CITY-SP5)の前輪を変形させてしまったので、あさひで修理。それを見て私のロードバイクも修理できるのではと思ってお願いしたところ、たった1000円で直してもらえました。
オーストリッチ「スマートツインパック」装着で愛機が完全復活!
オーストリッチの「スマートツインパック」はグランジの「ハンドルバーバッグ」と比較して2室に分かれているので使いやすいです。中敷きも付いており、型崩れしにくいのもgood。一方で、フタのファスナーの位置やベルクロの長さに若干の不満もあります。

コメント