ロードバイクにはこれまでGrunge(グランジ)のハンドルバーバッグを装備していました。これを使い始めてからフロントバッグの便利さにハマり、以後、トップチューブバッグやサドルバッグを使わなくなりました。一方で、これ自体はシンプルな構造で中仕切りなどもなく、もうちょっと使い勝手が良くならないかと思ったりもしたものです。
ともあれ、しばらく愛機に乗っていない間にハンドルバーバッグがカビてしまったので、代わりにオーストリッチの「スマートツインパック」を購入しました。
オーストリッチ・スマートツインパック
オーストリッチというとダチョウの皮でできたバッグや財布のことを指すことが多いですが、自転車用品に限れば東京都足立区に本社工場を持つアズマ産業のブランドです。それでてっきり日本製かと思いきや、こちらは台湾製だということです。
もっとも、日本製と言われても分からないくらい、縫製はシッカリしています。
フタと本体でツインパック
どうしてツインパックというかと言うと、基本的には円筒形なのですが、側面から見るとフタと本体の大きく2つに収納部が分かれていることが分かります。
フタ部分はファスナーの位置が…
フタ部分はファスナーの位置が低いため、閉め忘れると中身が落ちかねません。基本的には自転車に跨った状態でフタを持ち上げるとファスナーの位置が上に来るように設計されているそうですが、私個人的にはもうちょっと中央寄りにファスナーがあったほうがありがたかったです。
本体はファスナー&面テープで大開口
メイン収納部はファスナーと面テープで大きく開きます。また、奥側にはメッシュポケットも付いているので、薄いモノから大きめのモノまで収納OK。ただ、フタを持ち上げる→面テープを剥がす→ファスナーを開ける…と、リーチまで3アクションを要するので、使用頻度の低い工具やスペアパーツがメインになろうかと思います。
なお、ポリプロピレンシートの底板が入っています。グランジのハンドルバーバッグは自分で100均のポリプロピレンシートをカットして仕込みましたが、現在は改良されて底板が入っているようです。
正面からの見た目はスマート
正面から見た感じはスマートです。底板が入っているので型崩れしていないのが良いですね。
正面のファスナーの下の白線は反射素材になっています(3M・スコッチライト)。
真上から見ると従来と変わらず
正面から見るとレクタングルなシルエットでしたが、真上から見るとグランジのハンドルバーバッグのときとほとんど変わりません。
バッグがハンドルより上に出っ張らないので、スマホホルダーやライトと干渉しないのは助かります。
ベルクロはギリ
側面から見るとこんな感じ。背面のベルクロはヘッドチューブに巻き付けるにはギリギリすぎる感じ、かと言ってワイヤーに絡ませるには長すぎて邪魔です。
他社製品との比較
メーカー | オーストリッチ | グランジ | ロックブロス |
---|---|---|---|
商品名 | スマートツインパック | ハンドルバーバッグ | 防水フロントバッグ |
商品画像 | |||
税込価格※1 | 4,080円 | 2,380円 | 2,500円 |
サイズ(mm) | 240×150×150 | 215×120×120 | 300×60×200 |
容量(L) | 4.2 | 2.3※2 | 5~6 |
※1…価格はすべて2022/03/21現在、オーストリッチとグランジはamazon、ロックブロスは楽天市場にて ※2収納マン推定
最後に、これまで私が使ったフロントバックと比較してみました。個人的には、ほぼ取り出すことがない工具をメインに収納し、フタに鍵などを収納しやすいスマートツインパックがもっとも使いやすいです。今となってはグランジのほうに戻るつもりはありませんが、価格の安さは魅力的かもしれません。
ロックブロスの防水フロントバッグは収納量が多く、ウィンドブレーカーやペットボトルも余裕で入るのが助かります。ただ、開けるのが面倒なうえ、中仕切りが一切ないので使いにくいところもあります。高さがあるのでライトに干渉するのもネックです。
愛機が完全復活!
というわけで、諸々パーツを交換して愛機が復活しました!シフターとフレームがキズだらけなのが申し訳ないですが、今度こそ乗れなくなるまでガシガシ乗りたいと思います。
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