昨年末に、息子が電チャリ(ヤマハ・PAS CITY-SP5)に乗ったまま電柱とケンカして、前輪を変形させて帰ってきました。幸い、怪我はなかったものの、サイクルベースあさひに持ち込むと、修理代が9千円近くも掛かりました。そこそこのロードバイクのホイールでも1万円くらいなのに、電チャリの純正パーツって意外と高くつくものですね。
より正確に言うと、そのときはスポークとハブ等は活かして、リム代2,475円+工賃7,000円-会員割引700円=8,775円でした(すべて税込)。私はこういう場合はホイールをそっくりそのまま交換するものと思い込んでいたのですが、今回の件で一部のパーツだけ交換して修理できるということを知りました。
事故って変形したロードバイクの前輪
一方で、一昨年前に事故って前輪が変形してしまった私のロードバイク。履いていたホイールはシマノの「WH-RS11」で、同等品に買い替えるとだいたい1万円前後。しかし、前後で違うホイールというのはあまりにも不細工なので両方買い揃えると2万円以上。おまけにタイヤももうボロボロ、バーテープも買い替えないといけない、シフターもフレームもキズだらけだし…などと考えると修理する気になれず放置していました。
でも、もしホイールが修理できるとしたら…?
いやいや、そんな甘い話があるわけがないなどと思いながらも、あさひに持って行ってみました。
たった1000円で振れ取り完了
愛機を押してあさひに行くと、ホイールは「振れ取り」で修理できるとのことでした。振れ取りってホイールの微調整だけかと思ったましたが、そうじゃなかったんですね。1時間も掛からず、たった税込1,000円でちゃんとブレーキに干渉しない状態に仕上げてくれました。
ついで、税込3,000円を支払って総点検もお願いしました。トップチューブが凹んでいるものの、全体の強度に支障はないとお墨付きをもらったので、可能な限り自分で修理して乗ることにしました。
ボロボロになったバーテープ
まずはボロボロになったバーテープの交換。下ハンドルなんて握らないとは言え、このままでは可哀想すぎます。
ギザプロダクツのバーテープを新調
今回はGIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ)の「エラスティック バーテープ」をチョイスしました。これまで使っていたLizard Skins(リザードスキンズ)のバーテープに比べるとフィニッシングテープもエンドキャップもショボいですが、クッション性や滑りにくさ、耐久性の面で安心して使えそうです。
タイヤはグラベルキング28Cに
タイヤは事故直前に交換するために買ってあったのですが、もうこいつには乗らないだろうと思ってメルカリで売ってしまいました。そこで、もともとグラベルキングの700×23Cだったところを、5mm太い28C(F728-GK-B)に変えました。
太くなったと言えばその通りですが、ふだんMTBを見慣れているせいか、5mmの差は個人的にはまったく気になりません。乗り心地も良くも悪くも大差なく。ただし、気持ち安心感がアップしたようにも思います。
ついでにブレーキシューも交換
タイヤを交換してから試走してみたところ、ブレーキがほとんど効かないことに気付きました。愛機を購入してから7年間一度も交換せず、しかもこの2年近くは放置していたのですから無理もありません。シマノの「R55C4」をそのまま新しいものに交換しました。
こうして、「もう廃車にするしかない」と思っていた愛機は奇跡的に復活しました。たぶん息子が電チャリの車輪を破損しなかったら、愛機はスクラップになっていたことでしょう。もちろん、あさひにも感謝しています。私にとっては本当に頼れる存在です。
あとはフロントバッグの交換。事故ってからしばらく愛機を預けている間にフロントバッグにカビが生えてしまったので、新しいものを手配することにしました。その話はまた次回。
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