我が家ではネスカフェの「ドルチェ グスト」を使っています。購入からもうすぐ2年が経ちますが、特に不調に陥ることなく、飲みたいときにいつでも手軽に美味しいコーヒーを飲むことができるので助かっています。
ただ、カプセルは安くありません。1杯あたり50円から180円くらいします。それでもコンビニやスタバでコーヒーを飲むより安いし、家を出る必要もないのでありがたい反面、もう少し安くなれば助かるという気持ちもないわけではありません。
でも、意外とこれまで他社製の互換カプセルに手を付けることはありませんでした。ネスレのコーヒーだからこそ美味しいという考えが基本的にあったのと、2年間の保証期間中にトラブルを起こしたくないという気持ちも少なからずあったと思います。
ともあれ、もう保証期間が終わるのですから、ここからは何をやってもすべて自己責任です。というわけで、禁断の互換カプセルを試してみることにしました。
キンボ・ドルチェグスト互換カプセル
このたび試してみたドルチェグストの非純正互換カプセルは「KINBO(キンボ)・エスプレッソ3箱セット」です。コーヒーと言えばネスレとUCCくらいしか知らない私にとってはキンボというのは初耳でしたが、イタリアをはじめ欧州全土で非常にメジャーなコーヒーショップだそうです。
今回はそのキンボのエスプレッソ。量が極端に少なくて濃いコーヒーです。
カプセルそのものは純正と変わらず
カプセルも箱も、純正のドルチェグストと違いが分からないくらい質感に変わりはありません。お湯の量もちゃんとカプセルに表示されています。いずれも目盛は1です。
穴を開けるときの音が大きい
一方で、キンボの互換カプセルはお湯を注ぐときにフィルムに穴を開けるときの音が純正よりも大きいです。「バチン!」と大きな音が出るので、マシンが壊れるんじゃないかと心配になります。フィルムが純正よりも硬いのでしょうか。
あと、エスプレッソを注ぎ終わった後のカプセルの中に残るお湯の量が多くて、そのまま生ごみとして捨てると汁が垂れてくるのが妻は気になるそうです。そのため、カプセルを使い終わったらフィルムを破って残り湯を捨ててから生ごみとして処分するようにしています。
ナポリ
お味はどうでしょうか。3種類のうち、ナポリは苦み、香り、コクともに強く、酸味が少ない、”焼きたてのビスケットや花のような心地良い甘い香りが特徴”だということですが、私はむしろ酸味が強いように感じました。
アロマ
アロマは酸味と香りが強く、”瑞々しい生花を思わせる華やかな香りと、ほのかに感じられるトーストの香りの絶妙なバランス”が特徴。個人的にはナポリと後述するインテンソの中間って感じがしました。
インテンソ
インテンソは酸味が少ない一方、苦み、香り、コクが強く、”ナポリ伝統のダークローストならではの個性的で深みある味わい”。確かにガツンと来る感じで、ナポリで過ごした日々のことを思い出します(たぶん前世の話です・笑)。
価格は純正とさほど変わらず
価格はどうでしょうか。キンボのエスプレッソは16カプセル3箱セットで税込2,880円。つまり1カプセルあたり60円です。
対して、ドルチェグストの「エスプレッソ・インテンソ」を楽天市場で購入した場合、税込1,077円からで1カプセルあたり67円から。つまるところ、互換カプセルのほうがお得とまでは言えません。
安さで選ぶというより、味の好みで選ぶという感じでしょうね。
というわけで初めてドルチェグストの互換カプセルを試しましたが、音がデカくて、マシンが壊れると言うか、お湯を注ぐニードルが折れるんじゃないかと不安になります。また、使い終わったカプセルのフィルムを破ってお湯を捨てるのもちょっと面倒臭いです。
それでいて、価格は決して安くありません。よほど好みの味ではない限り、個人的にはリピートはないなと思いました。残念。
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