これまでMTB用に履いていたシマノのクリッカーシューズ(SH-CT45)が随分と傷んできました。もう7年近く、1万km以上も履いているのですから無理もありません。
そこで、買い替えたいと思ったのですが、どうもクリッカーシューズというのは終わってしまったみたいですね。同様にスニーカー感覚で履けるという「MT5(SH-MT502)」の購入も検討したのですが、もうちょっとフィット感の高いものが欲しくなって、MTB用のSPDシューズを購入することにしました。
シマノ・SH-XC300
このたび購入したのはシマノのMTB用SPDシューズ「XC3(SH-XC300)」です。当初は下位モデルの「XC1(SH-XC100)」で良かろうと思ってたんですけど、amazonで「この価格でBOAシステム搭載」とのレビューを見て、BOAシステムとやらを一度試してみたくなった次第です。
ボタンを押して回すだけ
このBOAシステム、当初は説明書の存在に気付かず使い方に戸惑ったのですが、至って簡単でした。甲の側面にある丸いボタンを押し、進行方向に回すだけで、アッパーがキュッとフィットします。
B…ボタンを
O…押すと
A…アジャスト完了
とは上手に命名したものです(ウソです・笑)。
なお、シューズを脱ぐときはボタンを引き上げればOK。靴紐やマジックテープ式のストラップと比べてフィット感の調整がとても簡単です。
一方で、アッパーがガバッと開かないため、履くときも脱ぐときも腰掛けて両手でする必要があります。立ったまま履いたり脱いだりするのは困難です。
SM-SH56を装着
クリートはこれまでクリッカーシューズに装着していたのと同じ、マルチリリースタイプの「SM-SH56」を取り付けました。
取り付け位置はある程度、前後に調整可能。私は馬鹿の一つ覚えでもっともつま先寄りにセットしました。
全体的に細身な感じ
クリッカーシューズ(SH-CT45)、今回購入したSPDシューズ(SH-XC300)、そしてロード用のSPD-SLシューズ(SH-RP500ML)を底面を向けて並べてみました。
SH-XC300は全体的に細身です。また、ソールはSH-RP500MLと違ってSH-CT45のように地面を歩きやすいゴム底になっています。
反射材が仕込まれている
ちなみに、SH-XC300のアッパーは真っ黒に見えますが、反射材が仕込まれています。こういう細やかな配慮がうれしいですねー。
歩けるが歩きやすくはない
実際に履いてみました。SH-XC300はSPD-SLシューズに比べると歩きやすいですが、この靴でアスファルトやコンクリートの上をどのくらい歩けるかというと、たぶんほとんど歩く気にはなれません。クリッカーシューズと比較すると全然違います。
ペダリングはオンザレール感覚に
一方で、ペダリングは格段に良くなりました。クリッカーシューズはソールが柔らかいので踏み足も引き足も力が逃げてしまう感覚があったのですが、SH-XC300はソールが固くて力が逃げる感覚がありません。2インチのブロックタイヤを履いているのに、ロードバイクに乗っているかのようなオンザレール感覚で走ることができるから不思議です。
しかし、期待に反してタイムは縮まりません(苦笑)最近は実家の片づけが忙しくて脚が鈍っているからでしょうか。
ちなみに、私はいつも一般的な靴のサイズは27.0cmで、ビンディングシューズは43サイズです。今回はたまたまamazonアウトレットで安く購入できたので44サイズをチョイスしたのですが、やっぱり1cmほど大きかったです。でもまあ、BOAシステムでフィットしているので特に問題はありません。
暖かくなったら、コレ履いてあちこち走り回りたいと思います。
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