自慢じゃありませんが、私は結構物持ちが良いほうです。幼稚園の頃から使っているハサミを筆頭に、軽く20年以上使っているモノがたくさんあります。
爪切りも20年以上前に買ったもの。大学を卒業して就職先での研修中に近所のコンビニで買いました。
その爪切りはまったく問題なく使えているのですが、さすがにそろそろ新しいのが欲しくなりました。そこで、amazonで爪切りの売れ筋ランキングを参考に購入を検討したものの、どうも違和感があったのです。
爪切りの売れ筋ランキング@amazon
爪切りを購入するとき、気になるのはやはり切れ味です。そして、切れ味が良い爪切りと言えば、やっぱり日本のメーカーをイメージすると思います。少なくとも私はそうでした。
しかし、amazonでの売れ筋ランキングを見ると、日本製の貝印やグリーンベルを抑えて中国製が堂々の1位。しかも、不自然なことに、貝印とグリーンベルの評価は★4つ以上であるにもかかわらず、商品ページには低評価がズラリと並んでいるのです。
「これって何か操作されているのでは…?」
そう思い、私は貝印のブランドを信じて、「関孫六 プレミアム爪切り HC-1800(TYPE101)」を購入することにしました。
貝印・関孫六 プレミアム爪切りHC-1800
こちらが貝印の「関孫六 プレミアム爪切りHC-1800」。日本製で高級感がありますが、至って普通な感じとも言えます。
カバーはもちろん外せる
切り落とした爪を格納できるカバー部分はもちろん外せます。たまに少しズラせるだけで外れないタイプもありますけど、これは問題ありません。
まるで赤ちゃんの爪を切っているような感覚
さて、肝心の切れ味についてです。
普通、爪を切るときって、「パチン、パチン」という音がしますよね。ですがこれはまったく音が鳴りません。
たぶん一般的な爪切りは、瓦状にカーブした爪をググっと押して平らにし、切られると同時に瓦状に戻るイメージだと思うんです。すると、切るときに力が要るし、勢い余ってパチンと鳴る。
しかし、この爪切りは爪がカーブした状態のままスーッと刃が入っていく感じなんです。だからパチンと音が鳴らない。そのため、爪切りの刃で爪を咥えた感触がない。やわらかい赤ちゃんの爪を切っているときのように手応えなく切れてしまうのです。
爪を切っている自分自身が、爪が切れていることに気づかないという妙な感じ(苦笑)これが一部の低評価の理由でしょう。
爪ヤスリがちょっと使いにくい
あともう一つ低評価に繋がっているのは、爪ヤスリが使いにくいということです。普通はグリップ下面全体がヤスリになっているところ、これはヤスリが側面に一文字になっているのです。
ちょっと爪先を整えたいというくらいならこれで十分かもしれませんが、特に足の爪も手入れしたい人には使いにくいことでしょう。ただ、私は爪ヤスリを使わないうえに、家族が爪を削って汚れたままになっていることが気になっていたので、むしろこのほうが良いと思います。
というわけで、この爪切りがamazonで一部のレビュアーから低く評価されている理由はちょっと分かりました。しかしながら、★4以上であるにもかかわらず、商品ページには★1がズラリと並んでいることには未だに違和感があります。
私が購入した1ヶ月以上前と違って現在は★1ばかりという状態ではありませんが、先日の動物撃退器のようなこともあるので、あまりレビューを過信するのもいかがなものかと改めて思った次第です。
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