実に3ヶ月ぶりの更新です。
毎年のことながら、年末から3月にかけては仕事が忙しいうえに確定申告もあって、どうしてもこちらまで更新する余力がありません。ですが、ネタが溜まってきているので、これからどんどんやっつけて参りたいと思います。
さてさて、小学生の頃から肩凝りがひどくておばあちゃんに揉んでもらっていたほどの私ですが、この1年ほどは「ハラチェア」のおかげでほとんど肩が凝りません。
それでもやっぱり、忘れた頃に肩凝りが発生することがあります。そんなときはまず「ほぐリラ」を塗って「マグネループ」を首に巻き、それでもダメなときはシャープの低周波治療器の登場です。しかし、もうたぶん20年は経つ古い機械なので壊れて使えなくなってしまいました。
そこで、ちょっと奮発してオムロンの上位モデルを購入することにしました。
※以下はすべて収納マン個人の感想です
オムロン・温熱低周波治療器HV-F312
このたび購入したのはオムロンの「温熱低周波治療器HV-F312」です。オムロンの低周波治療器にはもっと価格が安いものもありますが、こちらはジワーッと患部を温めてくれる温熱機能と、普及モデルでは届かない深いところの凝りも和らげてくれる深部モードを搭載していることが大きな特徴となっています。
シンプルなデザイン
私と同じくらい肩凝りがヒドイ娘は同じくオムロンの「エレパルスHVF900JE4」(エディオンオリジナルモデル)を使っています。それと比べると、HV-F312は操作ボタンが少なくてシンプルなデザイン。それだけでなく、実際の操作もシンプルで使いやすいと感じます。
低周波治療器を初めて使う人はともかく、2台目、3台目として購入する人にとっては満足感の高い仕上がりだと思います。
深部モードは正直よく分からない

出典:amazon
HV-F312は3つのコースが選べます。まずじっくり温めてから後半に低周波治療をおこなう「温治療Proコース」、温熱と低周波治療を交互に繰り返す「温治療コース」、そして低周波のみの「低周波治療コース」です。
低周波のみを選ぶなら、わざわざHV-F312のようなハイエンドモデルを選ぶ必要はありませんから、これを買うならやはり温治療に期待するでしょう。また、温治療機能が欲しいなら低位モデルの「HV-F321」でもOKです。逆に言うと、HV-F312を買うからには深部モードが使える温治療Proコースに期待するわけです。
しかし、ぶっちゃけこれはよく分かりません。まず、前半に温まっている実感がほぼないです。また、後半の低周波治療もほぼ普通な感じ。個人差はあると思いますが、私としては肩透かしを食らった感じです。
温熱機能は気持ち良いが効果は不明

出典:amazon
一方で、温熱と低周波治療を交互に繰り返す温治療コースの温熱はジワーッと温まる気がします。これは素直に気持ち良いです。少なくとも精神的にはリラックスできます。冬ならなおさらです。
ただ、これが治療効果を増しているかどうかはちょっと何とも言えません。つまり、一般的な低周波治療器を使うのと比べて肩凝りがより改善するという実感は私にはないということです。
ちなみに、私が低周波治療器を使うのはだいたいクソ忙しいときなので、パソコンに向かってキーボードを叩きながらです。なので、低周波治療をしているときはキーボードを打つのが難しいのですが、温熱治療のときはキーボードが打てるので、その点ではすごく使い勝手が良いです。
充電式は良し悪しか
娘が使っている低位モデルのエレパルスは電池式。一方のHV-F312は充電式なので電池のストックを用意しておく必要がないのは便利です。あまり正確に数えたことはないのですが、1回約5時間の充電で4~5回ほど使うことができます。
ただし、使いたいときに充電されていないときは不便。急速充電ならともかく、満充電にするには5時間、1回分だけ充電するにしても1時間以上掛かる計算です。なので、充電式であることは良し悪しだと思います。
純正品粘着パッドのコストも安くない
HV-F312は本体が高価ですが、追い打ちをかけるように純正品粘着パッドも負担になります。
2021/03/28現在、オムロン公式ショップ楽天市場店「Rhythm by OMRON」で純正品粘着パッド「HV-PAD-3(4組8枚入)」を買うと税込1,428円。1組2枚あたり同357円という計算です。
一方のエレパルスのロングライフパッド「HV-LLPAD(1組2枚入)」は同1,228円。しかしながら、こちらは構造が異なり水洗いすることで10倍長く使えるので、HV-F312同様に30回使用あたりのコストで言えば約123円。つまり、HV-F312のパッドのコストはエレパルスの約3倍です。
もっとも、私は既に30回以上使ってますが、今のところ粘着力が落ちたという実感はありません。それまで使っていたシャープの低周波治療器も結局20年以上で1度も交換しませんでした。なので、パッドの耐久性は使い方次第だと期待したいと思います。
以上の通り、冷静に考えるとHV-F312は高価な割りに期待外れだったと言えると思います。深部の凝りが解消される感じはないし、充電式は良し悪しだし、パッドのコストも高くつくからです。
ただ、意外と私は後悔はしていません。デザインが良いというだけで満足ですし、何より温熱治療中はキーボードを打てるのが良いです。温かくて精神的にもリラックスできます。
低周波治療器を初めて使う人が過剰な期待を込めて購入するには適さないものの、私のように低周波治療器LOVEな人が買うならコレはコレで良いんじゃないでしょうか。
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