私が師匠と仰ぐ方から、少し前に創通メディカルの「マイトレックス・リバイブ」を勧められました。師匠が通っている整骨院の先生から勧められたもので、運動後のケアにとても良いんだとか。ご夫婦で使っておられること、想像以上にパワフルなことなど、熱く語ってくれました。
しかしながら、以前にスライヴのハンディマッサージャー(チョッパーフィット)を買って放置してしまっている私としては、そのときはあまり興味を持てませんでした。肩が凝ることはあっても脚などをマッサージしたいと思うことはないし、叩くタイプよりも低周波治療器のほうが私には合っていると感じていたからです。
そんなことがあってからのち、たまたま店頭でリバイブを試す機会がありました。すると、これが意外に良いのです。師匠が言っていた通り、確かにとてもパワフルで、それでいて従来のハンディマッサージャーのようにゴリゴリ来る感じがありません。叩かれていると言うより、振動が伝わってくるという感じなんです。
早速、楽天市場でリバイブをお気に入りに登録し、買う気満々でおりました。ところが、そんな私を神様はご覧になっていたのでしょうか。楽天プレミアムパートナー制度でリバイブの類似品をいただけることになったので、厚かましくもそちらを頂戴することになりました。
ザラクシー・ルースンガン
こちらがこのたび頂戴したZALAXY(ザラクシー)の「LOOSEN GUN(ルースンガン)」です。楽天市場のlovestory-shop1の運営元と同じ、マトリクスという会社が販売元となっています。
ぶっちゃけ、見た目はマイトレックス・リバイブに比べるとショボく見えます。いかにも類似品という感じで、正直あまり期待していませんでした。
でも実は、リバイブは中国製なんですけど、こちらのルースンガンは日本製なんです。おまけに、価格はリバイブよりも安い。
「一体どうなってるの?ルースンガンが値段相応の性能なのか、マイトレックスがボッタクリなのか?」と疑問を持ちました。
思ったよりも質感が良い
ともあれ、そこを確認するのが私の役目です。ルースンガンを手に取ってみると、最初に見た印象ほど安っぽさは感じません。むしろすごくちゃんとしている感じで、逆にリバイブのほうが無駄に厳ついだけのようにも思えてきました。
重さも軽すぎず重すぎず、ちょうど良い感じ。ちなみに、リバイブの本体が約680gなのに対し、ルースンガンは403gとなっています。約6割しかないんですね。
ボタン操作は1ヶ所のみ
ルースンガンの操作はボタン1ヶ所だけでOKです。長押しで電源オン、さらにボタンを押すと最大6段階まで振動を強くできます。そしてまた長押しで電源オフ。
操作方法はリバイブとまったく同じです。
デジタル表示で分かりやすい
リバイブはバッテリー残量と振動レベルがLEDで点灯するだけですが、ルースンガンは上写真の通りタイマーも含めてすべてデジタル表示されるので見やすいです。これは素直に良いと思います。
また、リバイブが10分後に自動停止するところ、ルースンガンは20分後です。ただ、いくら肩が凝っていても20分間もやっていたら手が痺れてきますから、個人的にはどっちでも良いかなと思います。
高トルクでパワーは十分!
振動のレベルはリバイブが5段階で2100から3300回/分であるのに対し、ルースンガンは6段階で1500から2900回/分となっています。つまり、ルースンガンのほうが全体的に振動が控えめです。
ただ、実際に使っていただければ分かると思いますが、リバイブのレベル3(2700回/分)でも十分なパワーがあります。それ以上は少なくとも私の場合は痛くて使えません。患部もそうですが、手が痺れてちょっと辛いです。
それよりも注目すべきは、ルースンガンは力いっぱい押し付けても振動が止まらないことです。もちろん、リバイブもそんなことはないのですが、他の類似品だと止まってしまうことがあるんですね。電動ドライバーでも低トルクのもの(≒安物)はネジが固いと止まって使い物にならないことがあるんですけど、それと同じです。
アタッチメントは4種類
ルースンガンにはアタッチメントが4つ付属しています。対して、リバイブは5種類で、上記4タイプに加えて緩衝形という笠を2段重ねにした形状のものも用意されています。
私がリバイブを肩に押し当てて試してみたところ緩衝形が一番良いと感じたので、ルースンガンにこれが含まれていないのは残念です。しかしながら、個人的には2番目に良かった平形(上写真右上)がルースンガンにも付属しているので特に問題はありません。
ベルベット調の巾着袋つき
リバイブには立派な収納ケースが付属しますが、ルースンガンはベルベット調の巾着袋です。
上写真は平形のアタッチメントを付けたまま本体を収納した状態。これではキツすぎて他の付属品は入りません。本体からアタッチメントを外し、本体を収めてから付属品を収めれば一式まとめて収納可能です。
ただ、そうすると出し入れが面倒ですから、私は平形のアタッチメントを付けた状態で出しっぱなしにし、本体は巾着袋に入れずに残りの付属品をまとめて巾着袋に収納するようにしています。そのほうが気軽に使いやすいです。
スペック比較
ルースンガン | リバイブ | |
---|---|---|
販売元 | マトリクス | 創通メディカル |
型式 | ZX21001 | MT-RBN20G |
製造国 | 日本 | 中国 |
本体サイズ | 101×57×165mm | 147×60×186mm |
本体重量 | 403g | 約680g |
本体材質 | ABS、PC、アルミニウム合金 | ABS樹脂、ポリカーボネート |
アタッチメント | 4つ | 5つ |
バッテリー容量 | 2000mAh | 2500mAh |
使用可能時間 | 7時間 | 2時間 |
充電時間 | 約2.5時間 | 3時間 |
充電ポート | USB type-C | USB type-C |
騒音値 | 43~54db | 43~54db |
保証期間 | 1年間 | 6ヶ月間 |
返品返金保証期間 | 30日間 ※要送料負担 | なし |
税込価格 | 15,800円 | 21,780円 |
最後に、ルースンガンとリバイブの比較可能な項目を一覧表にまとめてみました。簡単に違いを述べると、ルースンガンのほうが小さくて軽い。そのため、バッテリー容量も少ないですが、充電1回あたりの使用可能時間はルースンガンのほうがかなり長くなっています。これはおそらく、ルースンガンのほうが1分あたりの振動回数が少ないからでしょう。
あと、ルースンガンは日本製で保証期間がリバイブよりも長く、返品返金保証期間が設けられています。このあたりがルースンガンを選ぶ最大のメリットとなってくるのではないでしょうか。
ちなみに、ルースンガン、リバイブともに、医療機器として認証を受けたものではありません。治療を目的とした器具ではなく、あくまで一般家庭用の運動補助器となっています。取扱説明書に記載されている内容に留意してご使用ください。
というわけで、個人的にはルースンガンには何ら不満はありません。たぶんルースンガンを知らなかったら普通にリバイブのほうを買っていたと思いますが、ルースンガンのほうが軽くてパワーも十分なので私には合っていると思います。
強いて不満を挙げるとしたら、あまり不満点がなくてこの記事がまるでPR記事のお手本のようになってしまったことでしょうか(苦笑)商品の良いところを見つけようと思っても見つけられなかったときも難しいですが、今回のように悪いところが見つけられないときもそれはそれで難しいものですね。
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