私の母は新居に引越して来てから、食卓に座ってボーッとテレビを観ていることが多くなりました。いや、正確に言うと、引越しをする前からそんなことが多かったように思います。
「そんなだったらボケちゃうよ。散歩にでも行ってくれば?」と私が言っても、母は「用事もないのに出歩けない」とか、「ほっつき歩いてたら変な人と思われる」なんて言うんですよ。ピチピチのサイクルウェアを着て宛てもなく走り回っている息子を目の前にして(苦笑)
でもまあ、気持ちだけは若いつもりの母からすれば、杖をついたり老人車を押して散歩に出かけるのはあまり気持ちが良いものではないのかもしれません。かと言って、このまま運動をしなかったら、体は衰えるばかりです。
そこで、MTGの「シックスパッド・フットフィット」を買ってあげようと思いました。ホワイトデーに妻に「ボディフィット2」をプレゼントしたんですけど、それがなかなか良さそうだったからです。
でも、フットフィットって結構いいお値段じゃないですか。ちょっと躊躇してたんですけど、ちょうど楽天市場様が楽天プレミアムパートナーを対象に、「母の日のプレゼントという前提でレビュー記事を書くなら代金の一部を負担しまっせ」と言ってくれたので、厚かましくも便乗させていただくことにしました。
MTG「シックスパッド・フットフィット」
MTGの「シックスパッド・フットフィット(SIXPAD Foot Fit SP-FF2310F)」はちょうど「フットフィットライト」という新商品が登場したタイミングだったので、MTG公式ショップではなく楽天市場の電子問屋というショップで旧モデルを購入しました。ちなみに、購入時の販売価格は税込&送料込の27,049円。発注した日の翌営業日の翌日に届きました。
届いたダンボール箱には「P&G」の文字が書かれていて、てっきりプロクター・アンド・ギャンブルのシャンプーか何かが届いたのだと思ったんですけど、電子問屋の運営元である株式会社ピーアンドジーのことでした(笑)
明細書同梱にご注意を
もともと母に直接渡す予定だったのでまったく気にしていなかったのですが、特に指定していなければ金額の入った明細書が同梱されています。母の日などのプレゼントとして直接送る予定の方はご注意ください。
パッケージの中身
機械音痴の母にいきなり箱ごと渡しても使い方が分からないので、失礼ながら開封して、まずは私のほうで使い方をチェックします。
パッケージの中身は、フットフィット本体のほか、クリーンクロス、取扱説明書、保証書、富士通製の単3形アルカリ乾電池4本となっています。
そもそもフットフィットとは?
↑動画は後継フットフィット2
「いや、そもそもフットフィットって何なんだよ?」とおっしゃる方もいらっしゃるかもしれませんので、簡単に紹介しておきましょう。
フットフィットとは端的に言うと膝から下の筋肉を鍛えるトレーニング機器です。肩凝りを治す低周波治療器と同じような仕組みで電気を流して脚の筋肉を収縮させることで筋肉を鍛えます。
テレビを観ながらでも何でも良いので、とにかくフットフィットの上に裸足で23分間過ごせばOK。フットフィットに乗せた足を前後に傾ける必要はありません。
設定する強度にもよりますが、個人的には1日中歩き倒した夜のような心地良い疲れとなります。老人のつまづき防止、睡眠の改善、第二の心臓とも言われるふくらはぎのポンプ機能の向上などにも良いのではないかと期待しています。
超軽い!たった1270g
両方の足を乗せる大きさのフットフィットですが、持ってみると想像以上に軽いです。たったの約1270gで、電源コードなどもないですから老人でも楽に持ち運びできます。
使い方は3ステップで超簡単!
使い方も超簡単です。ボケてなければ老人でもすぐに使いこなせるでしょう。
まず右のボタンを長押しして電源ON。画面に足のマークが点滅したらフットフィットの上に素足を置き、あとは電流のレベルを上げるだけ。23分後に自動で電源OFFとなります。
もっと詳しい取扱説明書も付属しているのですが、これさえ読めばすぐに使い始めることができます。こういうのは良心的で良いですね。
ちなみに、フットフィットは強度を20段階で調節できます。まだ若い私はレベル10でも脚が吊りそうになるのですが、親戚のおじいさんはレベル18くらいがちょうど良いんだとか。年を取ると足の裏が乾燥して通電しにくくなるそうです。ただし、個人差がありますので、レベル0から徐々に慣らしていってください。
なお、強度のメモリー機能はありません。電源を入れると必ず0からスタートするので面倒ですが安全です。また、23分後に終了のアラームが鳴ったりもしないので終わっても気付かないこともあるでしょう。
androidアプリは接続できず
新型のフットフィットライトにはリモコンが付いています。しかし、旧型のフットフィットはリモコンがないので、前屈みになってボタンを押さないといけません。
シックスパッドのスマホ用アプリならリモコンとして使えるだけでなく、毎日のトレーニングの確認もできるということなので、まずは手持ちのandroid端末(モトローラg6)で試してみました。しかし、結論だけ言うと、認識はするもののbluetooth接続できませんでした。どうも端末の相性が良くないみたいです。
iPhoneならOK
一方で、iPhone SE(初代)なら苦も無く接続できました。リモコン代わりに使えて便利なのですが、いちいちアプリを起動してからスタートとなるのは面倒臭いですね。
おまけに、これまでいくつかのフィットネス系アプリを使ってきた私に言わせると、シックスパッドのアプリはとてもユーザーインターフェイスが悪いです。画面の切り替えが面倒で、ほとんど使い物にならないと思いました。
母はスマホを使うんですけど、これではちょっとオススメできないですね。
母に使ってもらった感想
YouTubeのフットフィットの動画を母に見せてから、とりあえず使ってもらうことに。もともと母はこういう健康器具には抵抗感はないので、私が言うままに試してくれました。
母曰く、以前はフットマッサージャーを使っていたけど、それに比べてこれは軽いし、音がしなくて良いとのこと。「イマドキは良いものがあるのね~」といたく感心しておりました。もっとも、フットマッサージャーはマッサージ器、フットフィットはトレーニング機器なのですが(笑)
ともあれ、私が一方的に良かれと思って差し上げたものなので、本当に使ってくれるかどうか不安がありました。しかしながら、「おばあちゃん(収納マンの母の母)が生きているときにこれがあったら、おばあちゃんももっと長生きしたかもしれないねー」と言っているところをみると、かなり気に入った様子で安心しました。
理想を言えば、母には1日1時間、5千歩から8千歩くらい外を散歩してもらいたいです。そうすれば体に良いだけでなく、気分転換にもなりますからね。
でも、今さら習慣を変えられる年齢でもありません。母の習慣に合わせることを第一に考えれば、フットフィットは私としては最良の選択肢だと思いました。本当はリモコン付きのフットフィットライトのほうが良かったとは思いますが、前屈みになるというのもまた良い運動になるんじゃないかと勝手なことを考えています(笑)
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