最近、カーキチと化した小学5年生の息子は、車の話ばかりしています。教室の外を眺めては「今日はハリアーを3台見た」と言い、どこか行きたいところはないかと聞くと「ディーラーに行きたい」と言います。
そんな息子が春休みに入ってから急に「トヨタの工場見学に行きたい!」と言うもので、慌てて予約することにしました。
※この記事は2018年4月6日時点の情報に基づいています
トヨタ工場見学に予約
トヨタの工場見学は一般にも開放されており、ホームページから予約することができます。しかし、既に春休みに突入しているということもあってキャンセル待ちの状態でした。
仕方なくダメ元で3月下旬から4月上旬の日程をすべてキャンセル待ち登録。日ごとにメールアドレスなどを登録するのは面倒ですが、頑張って10日分ほどを登録しました。
数日後、キャンセルが出たとメールがあったものの、すぐに気付かなくて他の人に先を越されましたが、その翌日に同じくメールが来たときはすぐに反応できて、運良く予約をすることができました!
危うく元町工場を目指すところでした
工場見学当日は朝6時に出発して、西名阪道→名阪国道→東名阪道→伊勢湾岸道を走り、9時前に豊田南インターチェンジ手前の刈谷パーキングエリアに到着。豊田南で降りて元町工場を目指すつもりだったのですが、ここで改めて予約完了メールを確認して、元町工場ではなくトヨタ会館を目指さなければならないことに気付きました!ここのところ忙殺されてたので、よく確認してなかったんですよね~(苦笑)
トヨタ会館に到着
ともあれ、豊田東インターチェンジで降りてトヨタ会館へ。渋滞に巻き込まれることもなく、受付時間の10:30に十分間に合うことができました。
「この建物で本当に合ってるのか?」と思いましたが、ちゃんと書いてありました。建物がデカすぎて分かりにくいんですよねー。
駐車場はトヨタ会館向かいに
「工場見学へは公共交通機関をご利用ください」というようなことが書いてありましたが、10:30にトヨタ会館に着くためにはマイカーで行かざるを得ません。果たして停めるところはあるだろうかと心配していたんですけど、トヨタ会館前にちゃんと駐車場がありました。
通常、2時間までとなっていますが、トヨタ会館の受付で駐車券を見せれば延長してくれました。
プリウスPHVとミライがお出迎え
トヨタ会館に足を踏み入れると、正面でプリウスPHVとミライが出迎えてくれました。これはテンションが上がります!
右手に進むとショールーム
右手に進むとショールームに現行トヨタ車とレクサス車がズラリと並んでいます。
レクサスLFAやGazoo Racingなども
レクサスLFAやGazoo Racingなんかも並んでいますが…。
ハイラックスも
SUVが大好きな息子は、ディーラーではほとんど見ることができないハイラックスに超ご機嫌!
ピックアップトラック
ピックアップトラックなんて、街中ではなかなかお目に掛かれないですからねー。
クラウン
でも座り心地はやっぱりクラウンが最高なんだとか。
レクサスのロードバイク
個人的には、レクサスのロードバイクが見れてちょっとうれしかったです(笑)コンポはアルテグラで、電動なんですねー。
トヨタ会館2階には売店
ショールームの上には売店があり、お土産や限定グッズを購入できます。しかし、結論から言うと、あとで寄ったトヨタ博物館のほうが品揃えは豊富でした。
オリジナルグッズが買えます
このようなオリジナルグッズが買えます。実際にはもっと豊富ですけどね。
実際に買ったお土産
ちなみに、上写真がここで買ったお土産です。クラウン最中はトヨタ市街地マップの包装紙で包まれています。息子は今回初めて「さいちゅう」ではなく「もなか」と読むのが正しいことを学習しました(笑)遠く豊田まで来た甲斐がありましたねー。
2000GTクッキーには「トヨタ会館」の文字が入っていますが、トヨタ博物館では「トヨタ博物館」と印字されています。メープルクッキーと車の国ゴーフレットには2000GTなどの旧車が1枚ずつに印刷されています。
Gazoo Racingのミニタオルセット
息子は自分へのお土産にGazoo Racingのミニタオルセット(今治製)を購入。中学に入ったら持って行くんだとか(笑)
2階にはクルマ教室なども
売店から北側に進むと、車の仕組みなどが子供でも分かる「クルマ教室」なる展示があります。大人でも十分楽しめると思いますけどねー。
エコカーまるわかりコーナーも
そのまま1階北側に下りると、真っ二つに切断されたプリウスPHVなどが展示されており、エコカーの仕組みがよく分かるようになっています。
ジャパンタクシー
順次配車されるというジャパンタクシーも展示されていました。実際に見るまで気付きませんでしたが、ほぼスペイドみたいな感じなんですねー。
いざ工場見学へ!
トヨタ会館のご紹介が長くなってしまいましたけど、いよいよ工場見学です。10時前にトヨタ会館に着いてしまったので到着後すぐに受付を済ませ、会館内を見て回ってから、11時に受付向かいの所定の場所に集合しました。
スマホなどは工場内持ち込み厳禁
工場見学の際はスマホやカメラなどの持ち込みが禁止されています。そのため、それらは受付向かいのロッカーに預けるか、工場に向かうバスの車内に置いていく必要があります。
みなさんロッカーに預けている様子だったので私もロッカーに。しかし、高岡工場に向かうまでの20分ほど、ほかの工場を車内から見ることができるので、スマホは持って行けば良かったと、あとで後悔することになりました。
ともあれ、スマホなどはバスの座席に残して工場内に入ることになるため、盗難の心配があると感じる人はロッカーに預けたほうが安全でしょう。
高岡工場へ潜入!
トヨタ会館からは50人乗りのバスに乗って高岡工場に向かいます(時期により元町工場または堤工場)。途中、添乗員が本社ビルや複数の工場の前を通るたびに色々な説明をしてくれます。
バスが高岡工場に着いたら、スマホやカメラなどは座席に残し、手荷物(貴重品や筆記用具)を持って工場内へ。とは言っても、今回見学できるのは最終工程となる組立工場のみです。
なお、上写真左のパンフレットは子供のみもらえます。
高岡工場ではRAV4などを生産
高岡工場では主にハリアー、オーリス、RAV4を生産しています。SUV好きの息子はハリアーが組み立てられる様子を見るのを楽しみにしていたのですが、残念ながら当日はRAV4とオーリスばかりでした。
昔のRAV4のイメージを持っているとそれらは全然別物なのですが、今のRAV4とオーリスって、パッと見は車高が違うだけで、ほとんど同じに見えてしまうんですよね(苦笑)ひょっとして、ハリアーは夜中にレクサスNX300と一緒に作っているんでしょうか。
圧巻の組立工程
高岡工場ではサプライヤーから納入された部品が置かれた搬入口から、組立て後に検査を終えて出荷待ちブースに向かうところまでを見ることができます。ただし、基本的に高い位置にある見学用通路から見るので、上の動画のように間近で見ることはできません。
それでも、次々とラインを流れてくるたくさんの未完成車を見るのは圧巻です。ジャストインタイム、かんばん、ひもスイッチ、アンドンなど、ビジネス的なこともシッカリと説明してくれるので、大人でも役に立つことでしょう。
お土産付き♪
実質1時間程度の工場内見学を終えて再びバスでトヨタ会館に戻ると、下車時にお土産が配られました。大人は「よい品よい考」という銘が入ったボールペン、小学生以下はレクサスLFAのプラモデルです。
レクサスLFAのプラモデル
こちらが組み立てたレクサスLFAのプラモデル。後ろの部品を押すと車が飛び出す仕組みになっています。
無料で案内してもらってお土産までいただいたら申し訳ないですねー。もっとも、「次に車を買い替えるならノアで決定!」と心に誓った人が約1名いることを考えると、販促としては効果的なのかもしれません(笑)
ランチはレストラン「ソシオ」で
13時に解散となったので、トヨタ会館向かって左の階段を降り、スターバックスの奥にあるレストラン「ソシオ」へ。高度成長期に作られたゴルフ場のクラブハウスのような雰囲気のレストランで、散り始めた桜を眺めながら昼食をいただきました。
水などはセルフサービス。価格は概ね1,000円前後。味も悪くはないですが、正直ちょっと微妙な感じです。ここはちょっとカイゼンが必要なんじゃないでしょうか(笑)
その後、帰るにはまだ早い時間だったので、トヨタ博物館に寄ることにしました。しかし、これについて書くとまた長くなるので、それについてはまた次回。
今回の工場見学は、知人からの情報で期待を膨らませ過ぎていたためか、若干不完全燃焼のところがありました。しかしながら、動画では伝わらないスケールの大きさを肌で感じられたことは本当に良かったと思います。添乗員の説明もとても勉強になりました。
一方で、まったく期待していなかったトヨタ会館の展示は息子も私も大満足でした。ディーラーでは営業マンが気になってなかなかゆっくり見られないですからねー。普段は畏れ多いレクサスや、ディーラーではなかなか見られないハイラックスなどが、じっくり見られたことは本当に良かったです。
車には興味がないお子さんにも、大人にも、是非オススメしたい工場見学だと思います。
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