この夏の、ブログ「収納教える.コム」の一番人気の記事は「ダンボール箱で手作り!ガチャマシーン(ガシャポン)の作り方」でした。一応、収納のプロとして、基本的に収納のことだけを書いているのに、なぜか、それ以外の記事が一番アクセスが多いという現実 f(´-`;)
嬉しいんだか、悲しいんだか、ちょっと複雑な気持ちですが、需要のあるところに供給をするのもまたプロの使命と考え、新型のガチャマシーンを開発することにしました。
で、本当は子供たちの夏休みの工作に間に合わせたいと思ってたんですが、いろいろと難しいことを考えていると間に合わず、今さらの公開と相成ったわけでございます。
まあでもしかし、とびっきりの自信作ができました!
ジャーン!!(゚∀゚)
コレ、自分で言うのもなんですが、スゴイんです!
以前に作った初号機は、ノブを回して、カプセルが出てくるだけ。
そして今回作ったのは、本物同様、お金を入れないと、ノブを回してもカプセルが出てこない仕組みなんです!!
もちろん、センサーなどの電子部品は一切使用しておりません。
あくまで子供の工作の域です(ただし小学校高学年以上)。
子供が自分で作れる材料やクオリティーで実現したというのが、この新型コイン式ガチャマシーンのスゴイところなのです!
おそらく、手作り工作のレベルとしては、史上最強のガチャマシーンだと思いますが!? (* ´艸`)
それでは早速、作り方を説明していきたいところですが、その前に、いくつかお断りをしておきましょう。
まず、所詮は紙で作ったものですので、無理に作動させると壊れたり、正しく動作しない場合があります。
また、紙で作るからこそ、それなりの精密さが必要です。
なので、最低でも小学校高学年以上、それなりに器用さに自信のある方向けとなっています。
自信がないと思う方はまずシンプルな初号機を試してみてください(もしくは量産型)。
あと、実際に作るうえで全体像を理解しておく必要がありますから、このコイン式ガチャマシーンの特徴を述べておきましょう。
コイン式ガチャマシーンの特徴
本ガチャマシーンはコインを入れてノブを回すと、カプセルが出てくるという仕組みになっています。
コインを入れなくてカプセルが出てくるという仕組みは簡単です。しかし、コインを入れるとカプセルが出てくるという仕組みは非常に難しい。
コインがある状態とない状態を機械仕掛けで識別するのは困難で、しかもコインは紙製のギミックで識別するにはあまりに小さく、軽いからです。
仕組みを複雑にすればそれほどその実現は困難ではありませんが、複雑にすると子供でも作れるというシロモノにはなりません。
また、動作不良を生じやすくしてしまいます。
シンプルで、比較的誰にでも作れて、身近な材料で、お金を掛けずに作る…というのが本機の大前提です。
で、その大前提をクリアしたうえで、コインを入れすにノブを回した場合にカプセルが出ないように、ロック機構を考案し、採用しています。
また、そのロック機構もノブを逆転した場合には不正が可能なので、逆転防止機構も採り入れています。
こういう不正を防止する仕組みを考えるのが非常に難しいんですね。
二段階操作を採用すると不正がまかり通るわけです。
だから見えない部分で、自動化させる必要があったわけです。
以上が本ガチャマシーンが画期的たる主な特徴ですね。
コイン式ガチャマシーンの材料
前置きが長くなりましたが、作り方の説明を始めましょう。
まず、用意していただきたい主な材料はコチラ↓
- ダンボール箱
- ペットボトル
- 板ダンボール
- 牛乳パック
- 厚紙
- 輪ゴム
- 木ネジ
まず一番重要なパーツなのはダンボール箱。
幅、奥行とも、カプセル3つ分以上が必要です。
高さはペットボトルと同じくらいあるのが理想的。
次に、主要メカニックパーツとなるペットボトル。
使用するダンボール箱の大きさにもよりますが、1.5リットル以上の角型ではなく円筒形のものが良いですね。
ほかには板ダンボール、牛乳パック、厚紙。
板ダンボールはダンボール箱をつぶしたものでOK。
牛乳パックはなくても厚紙で代用可能。
厚紙はちゃんとした工作用紙でなくても大丈夫ですが必須です。
あとは輪ゴムと長さ20mm前後の木ネジがそれぞれ1本。
材料代はほぼ0円です!!
ガチャマシーン作りに必要な道具
- 直定規
- カッターナイフ
- プラスドライバー
- ハサミ
- ボールペン
- コンパス
- 木工用ボンド
- ホットボンド
- OPPテープ
- カッティングボード
次は、必要なツールの紹介です。
左から、直定規、カッターナイフ、プラスドライバー、ハサミ、ボールペン、コンパス、木工用ボンド、ホットボンド、そしてOPPテープもしくはガムテープ 。
あとはカッティングボード があればベターですね。
テープは幅広で重ね貼りできるものが良いです。
ホットボンド(クルーガン)はダイソーでも買えます(税込220円)。
コイン式ガチャマシーンの作り方
さー、準備はよろしいでしょうか!?
まずは簡単なところから・・・下のほうから順に作っていきます。
ダンボール箱を手に取り、カプセルの取り出し口を切り抜きましょう。
カプセル取り出し口を切り抜く
一番下の辺は切り落とさずに内側に倒すようにします。
(切り取っちゃっても大丈夫です)
次に、下の写真のように牛乳パックを3分割します。
牛乳パックをカット
カットした牛乳パックの1つはカプセルの出口に通じるレールとなります。
カプセルを転がしてみて、ちょうど良い角度を確認してください。
レールの角度を確認
カプセル取り出し口にレールを取り付けます。
レールを取り付ける
あとで修正したくなる場合があるのでテープで留めるのが正解です。
(ボンドで固定すると剥がすのが大変)
牛乳パックの下のパーツはコインが落ちる場所になります。
牛乳パックその底側はコイン受けに
深さは4cm前後が適当。
牛乳パックの大きさに合わせてダンボール箱の側面を切り込む。
底辺は切り落とさないように。
また、カプセル取り出し口の面にピッタリと接するように。
ダンボール箱の側面が切り込めたら今度は牛乳パックの加工。
コイン受けの加工
↓
コイン取り出し口側の幅はそのままで、カプセル取り出し口側の幅を必要に応じて詰めます。
(ダンボール箱の大きさによっては必要なしの工程)
牛乳パック下部を1/2にカットして重ね合わせてテープで結合。
カプセル取り出し口から15mm程度離れるくらいの大きさが良い。
そして、上写真のように上辺を丸みを帯びて斜めカット。
そのように加工して先ほどのコイン取り出し口面に取り付けると、下写真のような感じになります。
コイン取り出し口に受けを貼り付ける
コイン取り出し口をパカッと開けると、あらまあ!
コインがコンニチハの状態になります(笑)
先程の丸みを帯びた斜めカットは、コイン取り出し口上辺に当たらないようにするためだったんですね。
これだけでもめっちゃテンション上がるでしょう!? (*^m^*)
ここまで加工したダンボール箱の内部を上から見た状態
レールにした牛乳パックの側面はやや斜めに広げたほうが良いですね。
そのままだとカプセルの大きさにピッタリすぎるので。
なお、3分割した牛乳パックのレールと同等のもうひとつのほうは使用しませんので廃棄してOKです。
ダンボール箱の幅が広い場合は、コインの受けを縮めるのではなく、逆に広げる必要があるので、その際に使用しても良いでしょう。
ここまでは序の口!
ここから難しくなっていきますよ~。
長くなりますので、続きは次回! (・∀<)
コメント
作り方の動画出してください
お願いします
akさま
マジっすか!?あれもう1つ作るの大変だなー^^;
ちょっと考えておきます!
今作っているよ!!
神毘沙門様~!!さま
頑張って~♪
今、歯車式のガチャガチャを作っていて、金の仕分けと金を入れないと、出てこない仕組みが分からなくて、検索して出てきたこのサイトの方法では、無理何ですけど、何かいい方法ありませんかね?
マイクラオタクの5年生さま
うーん、そうだね…まずここで紹介している仕組みは分かるかな?
仕組みが分からないと、微調整云々の話ではないだろうね。
この仕組みが分からない場合は他の方法を考えないといけないわけだけど、個人的にはこれより簡単な方法はちょっと思いつかないな~^^;
できればまず、仕組みを理解してみて♪
ちょうどいいダンボールが見つかりません。
どこでGETしたんですか?
ちぇりーさま
これに使っているのはジュースの箱ですね。
今はもう売っていないと思うのですが…。
大きさ的には、2リットルペットボトル6本入りのダンボール箱を縦に2つに切ったくらいの大きさです。
ありがとうございます‼︎
ちょうどいい箱が見つかりました
今から作ろうと思ってます
応援してて~♪
ちぇりーさま
ちょうど良い大きさの箱が見つかって良かったですね^^
もちろん成功することを祈っています♪
むっっっず!今作ってるんですけど、(1日じゃ、無理だね…)難しいですねー!
とくに、ゴムを付けるところ!
あと、もうひと頑張りですよね!
(!マーク多くてすみません)
眠い…
ちぇりーさま
コインを認識するギミックのパーツは強度と精度が求められますのでかなり難しいと思います。
急がずに一つ一つ確認しながら進めてください^^
で…できたー!
ちぇりーさま
やったね!!\(^o^)/
これはとても面白くて楽しい。ぜひ他の人も作って欲しい。
ガチャ最高さんさま
ありがとうございます!
皆さんにも楽しんでいただきたいですね^^