2019年4月1日から楽天アフィリエイトの料率体系が変更になりました。
要旨だけ述べると、以下のように変わっています。
旧 | → | 新 |
---|---|---|
1%~ | 料率 | 2~8% |
30日 | 再訪問期間 | 24時間 |
Amazonアソシエイトをご存知の方は、それに近い体系になったと思われることでしょう。
従来は料率が最大99%とは言え、ほとんどすべてが1%でした。それが2019年4月1日からは商品ジャンルごとに2~8%にアップ。ただし、楽天トラベルなど一部サービスは1%のまま。また、1商品あたり1,000円までが上限となりました。
基本的に料率がアップした一方で、再訪問期間は30日から24時間に大幅圧縮。少額品はともかく、家具などジックリ検討してから購入するような商材を扱っている場合は不利になることが予想されました。
このようなサービス変更が一方的に示されたことで、楽天市場に出店するショップからもアフィリエイターからも非難轟轟。しかし、アップルがITP2.0を導入したことを踏まえると、いずれも受け入れざるを得ないことは事実です。
ともあれ、4月1日以降、どのような変化が起きたかについて、私の手元で分かるデータを基に調べてみました。
クリック単価は9.55円(未確定)に
旧 | → | 新 |
---|---|---|
6.75円 | クリック単価 | 9.55円 |
まず結論から述べると、2019年4月の未確定報酬ベースのクリック単価は9.55円となりました。手元で確認可能な2017年5月から2019年3月の平均クリック単価が6.75円だったので、約41%もアップしたという計算になります。
この結果だけ見ると、楽天市場の出店者から非難が起こりそうです。しかし、ちょうど1年ほど前にクリック単価が10円を超えた月もあったので、4月の結果だけで判断することはできません。
また、これはあくまで未確定報酬ベースです。直近2年弱の平均承認率は約82%でしたが、4月の承認率がそれを下回れば、当然、確定報酬ベースのクリック単価は下がることになります。
なので、現時点ではちょっと何とも言えないという感じですね。
他のアフィリエイトサービス等との比較
サービス名 | クリック単価 |
---|---|
新・楽天アフィリエイト | 9.55円 |
旧・楽天アフィリエイト | 6.75円 |
amazonアソシエイト | 4.80円 |
某物販系ショップA | 4.58円 |
某物販系ショップB | 16.61円 |
アドセンス | 17.10円 |
ちなみに、他のアフィリエイトサービス等とも比較してみました。いずれも直近3ヶ月のデータに基づいています。
普段、クリック単価なんてまったく意識していないのですが、このように比較してみると楽天アフィリエイトは可もなく不可もなくという感じですね。
というわけで、一応はクリック単価が上がったように見えますが、しばらく様子を見ないことには分かりません。また、実際に報酬が確定しないことには何とも言えません。
ただ、古いデータが分からないのであくまで憶測ですが、アップルのITP導入の影響は少なからずあるはずです。なので、ジャンルごとの料率設計が適切であれば、クリック単価はこれまでよりもアップする可能性はあると思います。
そう期待しつつ、これからも5~10円をコツコツ積み上げるべく頑張ってまいる所存です。
2019/06/06追記:
楽天アフィリエイトの5月の未確定成果を確認したところ、クリック単価は8.26円となりました。一昨年や昨年と比較すると約10%のアップではありますが、現時点ではまだ何とも言えない感じですねー。
2019/06/10追記:
新料率が採用された4月の成果報酬が確定しました。それによると、4月の成果承認率は約84%で、直近2年間の平均承認率82%と比較してほとんど変わらない数字と言えます。しかしながら、以前は報酬率1%が主体で販売件数が多かったのに対し、現制度では2~8%が主体で販売件数が少ないので、成果承認率がブレることが多くなりそうです。
2019/07/10追記:
5月の成果報酬が確定しました。5月の成果承認率は約96%で、直近2年間の私の実績では過去最高です。クリック単価は未確定ベースで8円以上をキープしており、旧制度と比較して悪くない感じです。
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